議会運営委員会視察 平成30年10月10日から11日まで

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ページ番号1008601  更新日 2018年11月29日

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平成30年10月10日及び11日に、埼玉県所沢市及び神奈川県横須賀市を視察しました。

所沢市議会の広聴広報、議会活性化の取組について【埼玉県所沢市】

取組内容

 所沢市は、明治44年に日本初の飛行場ができて飛んだ航空発祥地であり、名産は狭山茶(色は静岡、香りは宇治、味は狭山でとどめを指す)で、文化と自然が共生した「住んでみたい」「誰もが訪れたい」地域づくりを進めている。

 所沢市議会では、平成21年3月に制定した議会基本条例に基づき、議会活性化に取り組んでいる。

 主な取組としては、議会基本条例制定以前から取り組んでいた地方自治法第100条の2に基づく専門的知見の活用、条例制定後の一問一答方式の導入、議会事業評価・議会改革評価の実施、議会基本条例の改正、議員間の自由討議を基本とする政策討論会、ワールドカフェスタイルによる市民との懇談会、議会報告会、マスコットキャラクターの作成などが挙げられる。

 マスコットキャラクターは、平成27年11月に、市議会開催65周年を記念して、広聴広報マスコットキャラクターとして作成され、議員数の33から「みみ丸」と命名して、ワールドカフェスタイルによる「みみ丸カフェ」を開催している。

 自由討議では、委員会審議において明確な答弁がなされず、審議が続くときに、委員長発議によって議員間の討議がなされている。議会評価においては、議会基本条例の進捗確認、自己評価の達成度の明確化と外部評価、活動の発信と成果指標化など、多くの基準を設けている。

 市議会だよりは、広聴広報委員会により作成されており、年4回、1回につき129,400部を印刷しており、新聞折り込みなどにより配布されていて、全戸配布には至っていない。

 また、市議会開催のお知らせポスターを作成して、公共施設等の公共性の高い場所に掲示し、PRに努めている。

所沢市での集合写真

大府市への反映

 議会報告会や政策討論会などは、幅広く市民に参加を呼び掛けてはいるものの、参加者が徐々に固定化され、新たな市民の参加が得られないという課題や、政策提言に至らない場合が多いなどの問題が提起されていた。そのような中で、20代から40代の市民をランダムに選出し、お茶を飲みながら行う、市民と議員との懇談会として開催している「みみ丸カフェ」は、斬新な試みであり、本市においても検討してみてもよいのではないかと思われる。

 また、議会の活性化としての自由討議の取組は、よい取組と考えるが、議案審査中の自由討議は、市長以下、職員もその場にいることから、いささか疑問を持つところである。本市で行うとすれば、委員会を一旦休憩して、委員意見交換会(会議規則に基づく協議等の場)として、議員だけで自由討議を行うことが望ましい形と考える。

タブレット端末・ペーパーレス会議システムについて【神奈川県横須賀市】

取組内容

 横須賀市議会では、平成14年に策定した「議会IT化基本計画」を基に、議会のIT化を推進してきた。しかし、策定から10年以上経過する中で、技術革新や様々なシステム、サービスが登場してきた。

 このため、時代に合ったICT技術を活用し、議会基本条例に定められた開かれた議会を一層実現するとともに、更なる議会の活性化を図るため、5年間にわたる実施目標を掲げた「議会ICT化基本計画」を策定した。

 「議会ICT化基本計画」は、「市民への情報発信の拡充」「情報セキュリティ向上の促進」「議員出退掲示板の電子化」「議会内のペーパーレス化の促進」の四つの柱からなり、それを基に、本議会、委員会の資料を電子化して議会の審議を行うため、平成29年9月定例会から「ペーパーレス会議システム」を導入した。

 そのほかにも、議会運営委員会のインターネット中継の試行、セキュリティ研修の実施、SNSを活用した情報発信の拡充などを検討していた。

 また、タブレット形式でも使用できるパソコンを導入し、本議会、常任委員会などにおいて、電子化した資料により審査を行っていた。議会の審議では、これまで膨大な量の紙資料が配布されてきたが、資料の電子化により端末上で閲覧することで、紙の削減、資料の保管、管理の簡易化が期待できるということであった。導入当初は、紙資料を併用しながら審議をするが、検証を行いながら、紙の削減を目指して電子化を進めている。

横須賀市での集合写真

大府市への反映

 早い時期から議会のICT化に向け段階的に進めてきたことがスムーズな運用につながっていると感じた。大きな支障もなく、議員も使えているとのことである。

 タブレット端末の導入は、システムの構築や運用のコストを考えると、紙媒体よりもかなり高くつき、その効果は、紙を使わないことによる環境問題への対策だけだと思っていた。しかし、「ぶれない目的」を持つことで、ペーパーレス化によって職員の作業量が減り、効率化につながることがあるということに気付かされた。

 今後、大府市においても、議会のICT化に取り組んでいかなければならないと思うが、メリットとデメリットをよく理解した上で検討を進め、導入していかなければならないと考える。

このページに関するお問い合わせ

議会事務局 議事課
電話:0562-45-6251
ファクス:0562-47-5030
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