職員の働き方を改革し、市役所の業務を効率化 RPA実証実験の結果を公表します
平成31年4月22日発表のプレスリリースです。
大府市では、平成31年2月から3月に掛けて、RPA(ソフトウェア型ロボットがパソコン上の操作を記録して、人の代わりに自動的に作業をしていく仕組み)の導入に向けた実証実験を実施し、RPAの効果が非常に高いことが判明しましたので、その成果を公表します。
RPAの導入により、単純作業に対する作業時間を省略し、他の市民サービスの提供に重点を置くことが可能になります。実証実験では3業務のみの実施でしたが、令和元年度中に本格運用を開始し、市役所全体の業務の効率化を図ります。
実証実験の概要
- 期間
- 平成31年2月18日(月曜日)~3月15日(金曜日)
- 協力会社
- ソフトバンク株式会社
業務名(所管課) | 導入前所要時間 | 導入後所要時間 | 削減時間(率) | 年間削減時間の見込み |
---|---|---|---|---|
特別徴収異動届出書入力(税務課) | 60分 | 11分 | 49分(81.7%) | 147時間 |
要介護者データ処理・手紙作成(高齢障がい支援課) | 50分 | 2分 | 48分(96%) | 10時間 |
年金特徴開始通知作成業務(保険医療課) | 30分 | 1分 | 29分(97%) | 6時間 |
業務名(所管課) | 現在の業務内容 | RPA化の内容 |
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特別徴収異動届出書入力(税務課) | 特別徴収を行う事業所から、退職、転職または就職の異動届出書が提出される。その異動届出書をExcelへ手入力する。⇒2つのシステムに手入力 | 2つのシステムへの入力部分をRPA化 |
要介護者データ処理・手紙作成(高齢障がい支援課) | Excelで作成された要介護者のデータを新規、異動などのカテゴリに抽出し、別ファイルにコピーする。その後、更にWordに転記して申請書を作成する。 | Excelデータの抽出~申請書作成までをRPA化 |
年金特徴開始通知作成業務(保険医療課) | 国保連合会から受信したデータを編集、抽出し、その抽出後のデータを元に年金特徴開始世帯に向けた通知文書を作成する。 | データの編集~通知文書作成までRPA化 |
- RPA化することにより、入力事務の省力化だけでなく、入力ミスなどの単純なミスもなくなります。
- 従来の業務では、窓口対応でたびたび作業が中断していましたが、RPA化することにより、処理の流れを止めることがなくなります。
RPAとは
「Robotic Process Automation /ロボティック・プロセス・オートメーション」の略語で、これまで人間が行ってきた事務作業の一部を、ロボットを使って自動化する仕組み。ソフトウェア型のロボットがパソコン上の操作を記録して、人の代わりに自動的に作業をしていくことが特徴。RPAは新たな判断を伴わない定型業務やルーチンワークと呼ばれる類の業務が適しており、AIのように判断が必要な作業は不向きです。
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