大府の水道を考える(2)

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ページ番号1003147  更新日 2018年10月25日

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 大府市水道事業は、平成6年度から収支が赤字に転じ、平成11年度を除き、赤字経営が続いています。今年度、安定的で持続可能な経営体制を目指すため、「大府市水道事業経営検討委員会」を設置し、コストの縮減策や経営上の諸施策、料金収入について検討しています。

経営状況

 平成20年度の決算で水道水の給水にかかる収支(収益的収支)をみると、収入合計は約14億3259万円(15億312万円)に対し、支出合計は約14億9502万円(15億4470万円)で、約6243万円の赤字でした。また、水道施設の整備にかかる収支(資本的収支)をみると、収入合計は約4億9791万円(5億81万円)に対し、支出合計が約8億3991万円(8億7510万円)で、(3億7429万円)の収支不足となり、当年度分消費税および地方消費税資本的収支調整額の2074万円と、過年度分損益勘定留保資金の3億5355万円で補てんしています。平成20年度決算時点における未処理欠損金は、約5億6358万円、平成21年度決算では、約6億7583万円を予定しており、大府市水道事業は厳しい経営状態に直面しています。※( )内の数字は税込み金額

給水原価比較(平成20年度)水道水を家庭に届けるまでの費用を1立方メートル当たりに換算したものを給水原価といいます。給水原価から費用の内訳が分かります。知多5市水道事業の平均給水原価と大府市水道事業の給水原価を比較した表です。

経営が厳しい要因

 水道水を家庭に届けるまでの費用を1立方メートル当たりに換算したものを給水原価といいます。大府市水道事業の給水原価と、知多5市平均の給水原価を比較しながら費用がかかる要因を分析します。※グラフ参照

 受水費は、水道水を購入する費用です。大府市をはじめ知多5市の水道事業は、ほぼ100%、水道水を県企業庁から購入しています。大府市水道事業は、69.98円/立方メートルで購入しており、知多5市平均に比べ、配水施設を効率的に運用することで、費用を下げるように努めています。

 減価償却費は、水道施設が使用されることによって、摩滅損耗する減少価額です。本市は起伏に富んだ地形であるため、多数のポンプ施設が必要で、近隣地域の水道事業に比べ、機械及び装置と、それに関係する費用が47.87円/立方メートルと高くなっています。また、機械及び装置は耐用年数が短いために償却額が多くかかります。

 大府市水道事業の場合、給水原価の約74%は、受水費と減価償却費で占められています。この2つの費用は、性質上、削減することが難しいと考えられます。その他の委託費(7.77円/立方メートル)や人件費(10.38円/立方メートル)などの費用は、継続的な削減を行っていますが、割合が少ないために大きな削減効果は期待できないと考えています。

事業サービスの向上

 安心で安全な水道水を供給するために、毒物の混入や破壊行為対策を強化する予定です。また、市民の皆さんに大府市水道事業をより理解していただくため、情報提供の推進の一環として、工事概況などを市ホームページに掲載するなど、事業サービスの向上を図ります。

大府市水道事業経営検討委員会について(第2回)

 第2回の委員会が5月21日(金曜)に開催されましたので、意見交換された内容を報告します。(一部を抜粋)

委員:今までに経験したことのない少子高齢化社会が到来します。人口推計は、いままでのように実績値をもとに推計するやり方は通用しないと考えます。今後は4、5年の実績値を見ながら修正する必要があると考えます。

事務局:社会環境の変化を含めた上で、使用水量の下げ幅を見込んでいます。

委員:水道料金を口座による引き落としにしていますが、他の方々はどのような支払い方をされているのか教えていただきたい。

事務局:納入通知書による支払いの方が全体の約15%で、残りの約85%の方々が口座振替にて支払っていただいております。

委員:このような委員会に出席して水道事業が赤字ということがはじめて分かりました。水道事業の経営が成り立たなくなってきているということが、利用者の方々に周知できていないのではないかと感じます。水の大切さ、ありがたさというものを委員会の開催と平行して一般の利用者に伝えていき、情報を共有することが大事ではないでしょうか。

事務局:今まで水道に関しては、広報紙等での情報提供をほとんどしてきませんでしたので、これからは伝えるようにしていきたいと考えています。

委員:水道は料金が安ければいいのではなく、災害の発生時でも水がでるようにして欲しいです。また、そのための維持管理も必要です。この場にいない利用者の方々にもしっかりと説明していく必要があります。

事務局:説明していきます。

委員:民間への業務委託はどのようなことを行っていますか。

事務局:部分的に委託業務を出しています。施設については、ポンプや電気設備の点検に関する業務を委託しています。

委員:窓口業務に関する業務委託は行っていますか。

事務局:現在のところ実施していません。業務については、水道の閉開栓に関する業務を民間に委託しています。

委員:事務局として今の段階でどの程度の料金収入が必要と考えていますか。

委員:次回にいろいろな案を出してください。

事務局:未処理欠損金を何年で返済するかによって変わりますので、いくつかの例を提示します

このページに関するお問い合わせ

水道部 水道課
業務係 電話:0562-45-6238 工務係・給水係 電話:0562-45-6319
ファクス:0562-45-5185
水道部 水道課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。