コラム119 12月号(令和2年)
12月号の「コラム119」では、Net119緊急通報システム(Net119)の利用方法について紹介します。
はじめに
皆さんは、令和2年10月1日から運用を開始しているNet119緊急通報システム(Net119)について知っていますか。
大府市において共同運用する知多広域消防指令センターが提供しています。
Net119緊急通報システムの利用を希望される方は、あらかじめ登録をしたうえで利用をお願いします。
Net119緊急通報システム(Net119)の利用について
サービス概要
Net119は、聴覚又は音声・言語機能等に障がいがあり、音声による119番通報が困難な方が、お持ちのスマートフォンやタブレット端末等からインターネット(web)を使用し、簡単な画像操作で119番通報を行うことができる行政サービスです。
このシステムの開始により、これまでは、自宅からのファクスやメール119でしかできなかった緊急通報が外出先からも可能となりました。
聴覚や音声・言語機能に障がいがある方々のより一層の安心・安全につながるものと期待しています。
ご利用対象者について
利用対象者は、聴覚又は音声・言語機能等に障がいがあり、音声による119番通報が困難な方で、大府市にお住まいの方、又は大府市に通勤・通学されている方です。
音声による通報が可能な方は、音声による119番通報をご利用ください。
ご利用条件について
Net119の利用には、事前登録が必要です。
利用にあっては、GPS機能を搭載し、インターネットに接続が可能、及び電子メール機能を使うことができるスマートフォン、タブレット端末、一部の高機能フィーチャーフォンが必要となります。
ご利用時に通信料がかかりますが、その他の費用は掛かりません。
Net119を利用いただけるのは、「利用者」として登録された方ご本人のみとなります。
通報を行うには、GPS機能を有効にする設定が必要となります。
Net119は、緊急通報以外には使用できません。
通報時の注意事項について
音声通話により119番通報が可能な方が近くにいる場合は、音声通話による119番通報を依頼することも考慮してください。
通報を行う際には、初めに「Net119」を起動し、続けて「火事」、「救急」、「その他」の通報種別を選択し、その次に、今いる場所を「自宅」、「現在地」から選択してください。
今いる場所として「自宅」を選択した場合は、GPS測位による現在地情報と併せて、事前に登録した住所が指令センターに送られます。
「現在地」を選択した場合は、GPS測位による現在地情報が指令センターに送られます。
現在位置の入力が完了すると、通報が指令センターに接続され、チャットを開始します。
チャットを用いる言語は日本語とし、絵文字等は使用しないでください。
チャットが途中で切断された場合は聴取完了後に、指令センターから登録されたメールアドレスあてに「呼び出しメール」を送付する場合があります。
終わりに
今回のコラム119では、Net119緊急通報システムについて紹介しました。
このシステムの開始により、これまでは、自宅からファクスやメール119しかできなかった緊急通報が外出からも可能となりました。
運用を開始して3カ月がたちます。
大府市では、聴覚や言語機能に障がいのある方々が緊急時に119番通報を支障なく行えるようにより一層の力を入れております。
市民の皆さまの周りに障がいを持った方々が緊急事態に遭われていましたら、音声通話による119番通報で手助けをしていただくことをお願い申しあげます。また身近に障がいを持った方でNet119を知らない方がいらっしゃいましたら、今回紹介した通報システムがあることをお伝え願います。
聴覚や音声・言語機能に障がいのある方々が、より一層の安心・安全な暮らしができるように努めて参ります。
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このページに関するお問い合わせ
消防本部 消防署
電話:0562-47-2136
ファクス:0562-47-2398
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