コラム119 5月号(平成30年)
5月号の「コラム119」では、スマートフォンの使い過ぎによる身体への危険を紹介します。
スマートフォンの使い過ぎによる身体への危険
今日では、スマートフォンの利用率は年々増加し、我々の生活になくてはならない存在となっています。
手軽に調べものができたり、ソーシャルネットワーキングサイトを利用して世界中の方と交流ができたり、アプリを使ってゲームをしたり、大変便利なものです。
そんな便利なスマートフォンをあなたはついつい長時間触っていませんか。
今回のコラム119ではスマートフォンの使い過ぎによる身体への危険を紹介します。
目への悪影響
スマートフォンの使い過ぎは視力の低下につながります。
視力の低下には様々な要因がありますが、同じ距離を長時間見る事の影響が大きいのです。
性能が良くなり、鮮明でくっきりとした画面は目をより疲れさせます。
無意識のうちに目に大きい負担をかけているのです。
肩凝り、体の痛み
長時間スマートフォンを使った際に、首や背中が痛くなったり、肩が凝ったりしたことはありませんか。
これは長時間同じ体勢でいることが関係しています。
最近では電車やバスで多くの人がうつむいてスマートフォンを触っている光景をよく見かけます。
重たい頭を無理な体勢で長時間支えている首には大きな負担がかかっています。
また、私たちはスマートフォンを触るとき、基本猫背になっています。
この姿勢も背中の痛みや肩凝りに影響しています。
長時間のスマートフォンの使用は私たちの体に無意識のうちに負担をかけてしまうのです。
睡眠障害
私たちは適切な睡眠をとり、疲労を回復させています。
健康的な生活を送るために睡眠はとても大切です。
スマートフォンの使用はこの睡眠を妨げてしまうのです。
スマートフォンの画面のブルーライトは体内時計を狂わせる特徴があります。
私たちの身体は朝に日光を浴びて目を覚まし、夜になると眠くなるようにできています。
これは暗くなるに従って睡眠ホルモンの分泌量が増えるからです。
しかし、目から光の刺激を受け続けていると、この睡眠ホルモンの分泌を妨げてしまい、体内時計が狂ってしまいます。
そして、眠りが浅くなったり、なかなか寝付けないなどの睡眠障害を起こしてしまいます。
腱鞘炎
腱鞘炎とは漫画家やピアニストなどの指を酷使する人になりやすい職業病として知られる炎症です。
症状が悪化すると物が持てなくなることもあります。
長時間のスマートフォンの使用は腱鞘炎の危険性を高めてしまいます。
腱鞘炎チェック



過度な使用に注意しましょう
スマートフォンは大変便利で、今後も普及率は増加していくはずです。
しかし、使い過ぎには危険が伴うため、休憩をはさみながら利用し、長時間や寝る前の使用は避けることが大切です。
スマートフォンの使い過ぎによる悪影響に気を付けながら利用しましょう。
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