コラム119 12月号(平成27年)

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ページ番号1005928  更新日 2018年10月19日

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12月号の「コラム119」では、集団災害について紹介します。

集団災害について

はじめに

 集団災害とは、震災や多重交通事故、列車事故・バス事故、テロなどによって、多数の傷病者が同時に発生した災害のことをいいます。

 私たちの暮らす大府市では、近い将来、南海トラフ巨大地震の発生が予測されていることや、愛知県内の交通死亡事故数が12年連続で全国ワースト1位であるため、今後、集団災害に遭遇することがあるかもしれません。

 そこで12月のコラム119では集団災害について紹介したいと思います。

 

阪神淡路大震災の教訓

 まだ皆さんの記憶にも新しい、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災では、死者6,434名、負傷者43,792名という甚大な被害をもたらしました。

 この大震災において、防ぎえた災害死が500名程度いたのではないかといわれています。

 災害死を減らすため、2005年に厚生労働省はDMATという災害派遣医療チームを創設し、集団災害現場における急性期の医療を進めています。

 

トリアージ

 トリアージとは、災害時等に傷病者の緊急性や重症度に応じて治療の優先順位を決定し、効率よく搬送病院選定、治療を行うものです。

 災害現場で実施されるトリアージは、現場内で行われる一次トリアージ(START法)と、現場救護所等で実施される二次トリアージ(PAT法)がありますが、今回はSTART法トリアージを取り上げて説明していきたいと思います。

 START法トリアージの方法は、歩行、呼吸、脈拍、意識の簡便な評価を用いて、30秒程度で迅速に評価してグループ分けを実施し、グループごとに色分けをします。

 そうすることで、治療不要な傷病者と救命不可能な傷病者を一目で簡単に確認することができ、救命可能な傷病者に対してより多くの処置が施せるようになります。

赤タグ:重症群(第一順位)

 生命にかかわる重篤な状態で、直ちに治療を行えば救命可能なもの。

黄タグ:中等症群(第二順位)

 処置の時間が多少遅れても、生命には危険のないもの。

緑タグ:軽症群(第三順位)

 歩行が可能であり、緊急な搬送の必要のないもの。

 一般的に、災害時に最大数となります。

黒タグ:死亡群(第四順位)

 生命兆候がないか、あっても現状では救命不可能なもの。

おわりに

 集団災害現場では、限られた時間と人員、資器材を駆使して、より多くの傷病者を救うことが求められます。

 もちろん皆さんが集団災害に遭遇しないことが一番ですが、もしも遭遇してしまった場合にはDMATや救急隊の指示に従いましょう。

 その行動が防ぎえた外傷死を減らすことに繋がるかもしれません。

このページに関するお問い合わせ

消防本部 消防署
電話:0562-47-2136
ファクス:0562-47-2398
消防本部 消防署へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。