コラム119 2月号(平成31年)
2月号の「コラム119」では、こむら返りについて紹介します。
こむら返り
みなさんは「こむら返り」という言葉を聞いたことがありますか。
「こむら返り」とは医学用語では「有痛性痙攣」や「筋クランプ」と呼ばれます。
私たちに馴染みのある言い方だと、「つる」という症状です。
「足がつる」や「腕がつる」という症状を経験したことがある方も多いと思います。
そこで、コラム119の2月号ではこむら返りについて紹介します。
こむら返りを起こす原因
筋肉が急に収縮し痙攣すると、こむら返りを発症します。
このような原因でこむら返りがおこります。
1、冷え
体が冷えると筋肉は収縮し、血液のめぐりが悪くなりこむら返りを起こす原因となります。
2、過度な運動
普段、健康な方でも過度な運動で筋肉に強い刺激を与えるとこむら返りを起こす原因となります。
3、脱水
汗をたくさんかいて体内の水分が不足すると、血行が悪くなったり、ビタミンやミネラルが不足してこむら返りを起こす原因となります。
この他にも栄養不足や薬の副作用が原因となることもあります。
こむら返りを食事で予防しましょう
カルシウムやマグネシウムは筋肉の収縮に関わる栄養素です。
これらの栄養素が含まれている食材をバランスよく摂取することにより、こむら返りを起こしにくい体つくりを心がけましょう。
1、カルシウムを多く含む食材
牛乳、チーズ、いわし、豆腐、小松菜などがあります。
2、マグネシウムを多く含む食材
そば、わかめ、昆布、とうもろこしなどがあります。
こむら返りの対処法
寝ているときや、激しい運動をしてこむら返りを起こしたときの対処法を紹介します。
例えばふくらはぎがつったときは、つま先をつかんで脛の方へゆっくりと引いてふくらはぎを伸ばすストレッチをしましょう。
この際に、こむら返りによる痛みが原因で全身に力が入ってしまいがちですが、呼吸を整え全身を脱力させることが大切です。
日頃からストレッチをして筋肉を伸ばす習慣をつけておきましょう。
生活習慣でこむら返りを予防
普段の生活の中で簡単にできるこむら返りの予防策を紹介をします。
1、1日1リットル以上の水を飲む。
のどが渇いていなくても体内の水分は不足している事があります。
こまめに水分補給をすることが大切です。
2、毎日20分以上浴槽につかる。
毎日筋肉を温める習慣をつけましょう。
3、偏食をしない。
バランスよく食べて栄養が偏らないようにしましょう。
4、ストレッチやマッサージをする。
短時間でいいのでストレッチやマッサージをして筋肉に疲労物質を溜めないようにしましょう。
5、毎日睡眠時間を十分にとる。
1日6時間以上の睡眠をとり、筋肉の疲労回復を図る。
このように普段の生活の中でこむら返りを予防する方法はたくさんあります。
ぜひ試してみてください。
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