コラム119 11月号(令和2年)
11月号の「コラム119」では、消防への疑問について紹介します。
はじめに
私たちの職業である消防士。
消防士、消防官、消防隊員などいろいろな呼ばれ方をしますが、どれが正解なのか。
どういう勤務時間なのか。
など、多くの質問をされることがあります。
今回は、よく聞かれる質問とその回答をまとめました。
消防士という呼び方は正しいのか
私たちのことを総称して消防士、と認識している方は多いと思います。
他にも、自衛官や警察官と似ていることから消防官と呼ぶ方もいるのではないでしょうか。
これら2つの呼び方は、総称するのであれば正しい呼び方ではありません。
消防士という呼び方は階級のことを指します。
大府市消防本部には以下の階級があります。
消防士・消防副士長・消防士長・消防司令補・消防司令・消防司令長・消防監
また、消防官というのは自衛官や警察官から作った造語です。
正しくは、消防吏員(しょうぼうりいん)若しくは消防職員と呼びます。
私たちの勤務時間
大府市消防署では24時間勤務を3つのグループで交代勤務しています。
24時間勤務と言っても食事時間、休憩・仮眠時間もありますので、それらを除いた16時間が1回の勤務時間です。
しかし冒頭にも記した通り、仮眠時間や食事中でも事案は発生するので勤務時間内は一切気を抜けません。
交代制勤務者は24時間勤務し、2日間休みというサイクルが続くため、お盆休みや年末年始等の長期連休でも消防署に交代で常駐しています。
これらはあくまで交代制勤務者の勤務時間です。
消防には他にも、主に事務仕事を行う日勤者もいます。
日勤者は、予算の管理、市内の建物の予防査察、救命講習会など様々な業務があり、私たちには欠かせない業務を担っています。
日勤者は平日、朝8時30分から夕方17時15分まで勤務し、土日祝日は休みという勤務時間です。
消防からのお願い
今回は、市民の方々からよく聞かれる疑問に2つお答えしました。
そして最後に、私たちは命にかかわる一刻を争う仕事です。
救急車や消防車のサイレンの音が近づいたら道を譲るなど、救急車の適正利用にご協力をお願いします。
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