大府市が市内企業とスタートアップをマッチング！カーボンオフセットの取り組みが実現！

2024年（令和6年）2月7日発表のプレスリリースです。

　大府市は、ゼロカーボンを進める市内の「アルメック株式会社」と、CO₂排出量の可視化に取り組む「株式会社テックシンカー」とをマッチングし、カーボンオフセット※1の取り組みを実現しました。
　カーボンオフセットとは、日常生活や経済活動で排出されたCO₂などの温室効果ガス（カーボン）を、植林や温室効果ガス削減活動などへの投資を通して埋め合わせ（オフセット）するものです。
　愛知県が実施する「AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM 2023※2」に参画する「株式会社テックシンカー」からカーボンオフセットに関する提案が市にあり、市が市内企業に呼び掛け、「アルメック株式会社」とのマッチングに至りました。

市がマッチングして実現したカーボンオフセットの取り組みの概要

経緯

大府市と大府商工会議所は、ものづくり企業を中心とした中小企業の課題や、脱炭素に関する課題解決に取り組むスタートアップとの連携を期待し、愛知県が実施する 「AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM 2023」に参画しています。同プログラムに参画したスタートアップ「株式会社テックシンカー」から市および市内企業の課題解決につながるカーボンオフセットの提案があり、市内企業に照会したところ、北崎町に主力工場を構えるアルメック株式会社から参画の希望があり、マッチングに至りました。

概要

令和5年8～10月に、アルメック株式会社の事務所・駐車場・洗車場の電力・ガス使用に伴うCO₂排出量を株式会社テックシンカーが算定した結果、7.3トンと算出されました。当該排出量について、岐阜県所在の公益財団法人木曽三川水源造成公社が創出したクレジット※3により、カーボンオフセットを実施します。

アルメック株式会社の概要

本社：愛知県豊明市前後町、大府工場：大府市北崎町遠山143
事業内容：金属リサイクル(収集・加工および販売など)＝資源製造供給会社
代表：代表取締役社長 星河秀樹（ホシカワ　ヒデキ）

株式会社テックシンカーの概要

本社：東京都品川区西五反田2-19-12
事業内容：CO₂排出量の可視化事業とカーボンオフセット支援サービスの提供
設立：令和4年
代表：洪偉豪（コウ　イゴウ）

※1・※3　カーボンオフセットについて
　日常生活や経済活動において排出されるCO₂などの温室効果ガスについて、企業努力により削減した後、削減し切れなかった排出量を、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資することなどにより、埋め合わせる（＝オフセットする）ことです。
　温室効果ガス排出量減少や吸収量を国が「クレジット」として認証する「J-クレジット制度」が運営されています。

※2　AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM 2023について
主催／愛知県
概要／愛知県内の自治体・スタートアップ支援機関・商工会議所・商工会・金融機関等による地域ネットワークを活用した仮説検証のサポートや、 メンターによる事業化に向けたビジネスメンタリング等の強力なサポートをする、 愛知県の地域に根ざしたビジネス創出を地域とともに目指す事業共創プログラム
運営者／株式会社eiicon（県委託事業者）

ゼロカーボンシティ宣言について

　大府市では、令和3年1月にゼロカーボンシティ宣言を行い、2050年度温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指して、市内事業・庁内事業・広域連携事業の3つの柱で事業展開を進めています。
　市内事業の取り組みである中小企業向け支援事業では、「脱炭素経営」をキーワードにして、脱炭素に関する情報や取り組みのノウハウを広く紹介するセミナー、脱炭素経営実践に向けた基礎知識の習得および脱炭素経営の方針・目標の設定に関する専門家支援を受けることができる個別支援を行い、さらに外部支援機関と連携することで、事業者の各段階に応じた支援を切れ目なく行える体制強化も行っています。

大府市におけるスタートアップとの連携について

　大府市が事務局を務めるウェルネスバレー推進協議会は、スタートアップとの連携に力を入れ、愛知県の中核支援機関STATION Aiのパートナー拠点に位置付けられています。大府市は（1）スタートアップと連携した社会課題解決、（2）市内での創業・企業支援、（3）市内企業とスタートアップが連携した新商品・サービス開発、（4）スタートアップの誘致・大府市への定着支援に取り組んでいます。

　プレスリリースに掲載された内容およびお問い合わせ先は発表現在のものです。その後、予告なしに変更される場合がありますのでご了承ください。