令和3年度放射線量測定結果
測定方法
可搬型サーベイメータを用いて地上1メートルの高さの空間放射線量を測定します(約30秒間隔で5回計測し、その平均値を算出)。
自然放射線について
自然界には放射線が元々存在し、大地からの放射線、宇宙からの放射線は、日本平均で、それぞれ年間0.38ミリシーベルト、年間0.29ミリシーベルトであり、これを1時間あたりに換算(24時間×365日で割る)すると、大地からの放射線は毎時0.04マイクロシーベルト、宇宙からの放射線は毎時0.03マイクロシーベルトになります。
ただし、大地からの放射線量は、岩石に含まれる放射性物質の量などによって変わり、数メートル離れただけでも放射線量は変わります。
参考:環境省 第1回安全評価検討会・環境回復検討会合同検討会 資料
年間1ミリシーベルトの指標について
国際放射線防護委員会(ICRP)勧告では、一般の人の年間積算線量の指標として、平常時は年間1ミリシーベルト以下としています。これは、一般の人が受ける放射線の量をなるべく低く抑えようとするための指標であり、健康に影響を及ぼすか否かを示す基準ではありません。
また、この指標には、自然界から受けると言われている放射線量や医療行為によって受ける放射線量(レントゲンやCTスキャンなどによる診断やがんの治療現場で使われる放射線)は含まれていません。
参考:文部科学省 放射線と安全確保
追加被ばく線量年間1ミリシーベルトの考え方
年間1ミリシーベルトを1時間あたりに換算すると、毎時0.19マイクロシーベルトと考えられます。(1日のうち屋外に8時間、屋内(遮へい効果(0.4倍)のある木造家屋)に16時間滞在するという生活パターンを仮定)
※毎時0.19マイクロシーベルト×(8時間+0.4×16時間)×365日=年間1ミリシーベルト
この毎時0.19マイクロシーベルトに自然界からの放射線のうち、大地からの放射線分毎時0.04マイクロシーベルトを加えた毎時0.23マイクロシーベルトが、追加被ばく線量年間1ミリシーベルトにあたるとされています。
参考:環境省 第1回安全評価検討会・環境回復検討会合同検討会 資料
放射線の単位
- シーベルト(Sv)
人体が受けた放射線による影響の度合いを表す単位
1 mSv(ミリシーベルト)=1,000 μSv(マイクロシーベルト) - グレイ(Gy)
放射線のエネルギーが物質や人体の組織に吸収された量を表す単位 - ベクレル(Bq)
放射性物質が放射線を出す能力を表す単位
参考:文部科学省 放射線等に関する副読本
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