RSウイルス定期予防接種(妊婦)
2026年3月31日までに母子健康手帳の交付を受けた方など、大府市の予診票をお持ちでない方は、接種前にウェブサイトや窓口で予診票の申請手続き等をする必要があります。
2026年4月1日以降に、母子健康手帳の交付を受けた方や大府市に転入された方は、こども家庭センターでの面接時に予診票をお渡しします。
RSウイルス感染症とは
RSウイルスは特に小児や高齢者に呼吸器症状を引き起こすウイルスで、1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%の乳幼児が、少なくとも1度は感染するとされています。感染すると、2~8日の潜伏期間ののち、発熱、鼻汁、咳などの症状が数日続き、一部では気管支炎や肺炎などの下気道症状が出現します。初めて感染した乳幼児の約7割は軽症で数日のうちに軽快しますが、約3割では咳が悪化し、喘鳴(ゼーゼーと呼吸しにくくなること)や呼吸困難、さらに細気管支炎の症状が出るなど重症化することがあります。2010年代には、生後24カ月未満の乳幼児における年間のRSウイルス感染症発生数は12万人~18万人であり、3万人~5万人が入院を要したとされています。また、入院例の7%が何らかの人工換気を必要としたとする報告もあります。
RSウイルスの流行には季節性があり、新型コロナウイルスの流行以前は秋冬に流行が見られましたが、近年は夏に流行がみられています。接触・飛沫感染により伝播するため、手洗いや手指衛生といった基本的な感染対策が有効です。治療は症状に応じた治療(対症療法)が中心で、重症化した場合には酸素投与、点滴、呼吸管理などを行います。
定期接種対象者
接種時点で、大府市に住民票があり、妊娠28週0日から36週6日までの妊婦の方
※過去の妊娠時に組換えRSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)を接種したことのある方も対象です。
定期接種開始日
2026(令和8)年4月1日
接種費用
無料(予定)
※大府市を転出された場合、大府市が発行した予診票は使えません。
持ち物
1.胎児の母子健康手帳
2.大府市の予診票(※)
3.マイナ保険証など健康保険の加入状況が分かるもの
※2026年4月1日以降に、母子健康手帳の交付を受けた方や大府市に転入された方は、こども家庭センターでの面接時にお渡ししています。
なお、2026年3月31日以前に母子健康手帳の交付を受けた方は、接種前に、大府市保健センターへ予診票発行の申請が必要です。(Webまたは窓口で申請できます。)
予診票の申請
※2026年3月16日(月曜)から申請の受付を開始します。
大府市外の医療機関で接種を希望される方
里帰り出産や大府市外にかかりつけ医療機関がある場合など、大府市内の医療機関で接種することが難しい方は、以下のリンクから接種前に手続きをしてください。手続きには1~2週間がかかりますので、余裕を持ってご申請ください。
母子免疫ワクチンについて
生まれたばかりの乳児は免疫の機能が未熟であり、自力で十分な量の抗体をつくることができないとされています。母子免疫ワクチンとは、妊婦が接種すると、母体内で作られた抗体が胎盤を通じて胎児に移行し、生まれた乳児が出生時から病原体に対する予防効果を得ることができるワクチンです。
RSウイルス感染症に対する母子免疫ワクチンとして組換えRSウイルスワクチン(ファイザー社のアブリスボ®)があります。なお、組換えRSウイルスワクチンのうち、アレックスビー®(GSK社)は母子免疫ワクチンとして用いることはできません。
| 接種回数(接種方法) | 妊娠ごとに1回(筋肉内に接種) |
|---|---|
| 接種スケジュール | 妊娠28週0日から36週6日までの間に1回接種。 ※接種後14日以内に出生した乳児における有効性は確立していないことから、妊娠38週6日までに出産を予定している場合は医師に相談してください。 |
| 接種に注意が必要な方 | ・接種によって妊娠高血圧症候群の発症リスクが上がるという報告もあるため、妊娠高血圧症候群の発症リスクが高いと医師に判断された方や、今までに妊娠高血圧症候群と診断された方 ・筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方 |
その他、明らかな発熱を呈している方、重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方、組換えワクチン(アブリスボ®)の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな方等は接種できません。
また、心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の基礎疾患を有する方、予防接種を受けて2日以内に発熱や全身の発疹などのアレルギー症状があった方、けいれんを起こしたことがある方、免疫不全と診断されている方や近親者に先天性免疫不全症の方がいる方、組換えRSウイルスワクチン(アブリスボ)の成分に対してアレルギーを起こすおそれのある方等は接種に注意が必要です。
ワクチンの効果
| 生後90日時点 | 生後180日時点 | ||
|---|---|---|---|
| 母子免疫ワクチンの効果 | RSウイルス感染による 医療受診を必要とした 下気道感染症の予防 |
6割程度の予防効果 | 5割程度の予防効果 |
| RSウイルス感染による 医療受診を必要とした 重症下気道感染症(※)の予防 |
8割程度の予防効果 | 7割程度の予防効果 | |
※ 医療機関への受診を要するRSウイルス関連気道感染症を有するRSウイルス検査陽性の乳児で、多呼吸・SpO2 93%未満・高流量鼻カニュラまたは人工呼吸器の装着・4 時間を超えるICU への収容・無反応・意識不明のいずれかに該当と定義しています。
ワクチンの安全性
ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、ショック・アナフィラキシーがみられることがあります。
また、ワクチン接種による妊娠高血圧症候群の発症リスクに関して、薬事承認において用いられた臨床試験では、妊娠高血圧の発症リスクは増加しませんでした。海外における一部の報告では、妊娠高血圧症候群の発症リスクが増加したという報告もあるものの、交絡因子等の影響の可能性があることから解釈に注意が必要であるとされています。
接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。
|
発現割合 |
主な副反応 |
|---|---|
|
10%以上 |
疼痛*(40.6%)、頭痛(31.0%)、筋肉痛(26.5%) |
|
10%未満 |
紅斑*、腫脹* |
|
頻度不明 |
発疹、蕁麻疹 |
*ワクチンを接種した部位の症状 添付文書より厚生労働省にて作成
他のワクチンとの同時接種・接種間隔
医師が特に必要と認めた場合は、他のワクチンと同時接種が可能です。
ただし、海外の知見で、百日咳菌の防御抗原を含むワクチンとの同時接種で、百日咳菌の防御抗原に対する免疫応答が低下するとの報告があり、接種間隔等については医師と相談してください。
接種を受けた後の注意点
ワクチンの接種後30 分程度は安静にしてください。また、体調に異常を感じた場合には、速やかに医師へ連絡してください。注射した部分は清潔に保つようにしてください。接種当日の入浴は問題ありません。当日の激しい運動は控えるようにしてください。
RSウイルスワクチンを妊娠中に接種した方へ
乳児のRSウイルス感染症の予防には、RSウイルスワクチン(アブリスボ)接種に加えて、出生後に乳児に抗体薬(RSウイルスに対する抗体製剤)を投与する方法もあります。しかし、妊娠24から36週にRSウイルスワクチン(アブリスボ)接種を行った場合、抗体薬を出生直後に投与することは原則的に行いません。これからが重複した場合の副作用などは明らかになっていません。
出産後、乳児がRSウイルス感染症にり患し、医療機関へ受診する際には、母子健康手帳のRSウイルスワクチンの接種記録をご提示ください。
2026年度 市内指定医療機関
| 病院名 | 所在地 | 電話 |
|---|---|---|
| いまむらクリニック |
共和町七丁目68-3 |
45-5565 |
| 大府ファミリークリニック |
柊山町一丁目3 |
48-6661 |
| おくむら内科眼科クリニック |
森岡町五丁目11 |
48-0123 |
| キッズランドクリニック大府 |
柊山町一丁目175-1 2階 |
38-6100 |
| 産院いしがせの森 |
森岡町一丁目193 |
44-4131 |
| 診療所大府 |
吉川町一丁目55 |
46-7770 |
| せんだ内科・外科クリニック |
長草町田面160-1 |
46-1003 |
| つかむら医院 |
東新町二丁目258 |
48-0088 |
| てらだ内科クリニック |
横根町名高山24 |
57-3900 |
| 中村耳鼻咽喉科 |
半月町二丁目1-1 |
48-8739 |
| 柊ヒルズ内科クリニック |
柊山町七丁目50 |
44-8188 |
| 柊みみはなのどクリニック |
柊山町三丁目315 |
46-3341 |
| 広川レディスクリニック |
一屋町四丁目88 |
44-1188 |
| みどりの森クリニック |
江端町五丁目174 |
46-1580 |
| 宮田整形外科・皮フ科 |
江端町三丁目76 |
46-7788 |
| 村瀬医院 |
中央町二丁目100 |
46-2012 |
| めいせい志賀クリニック |
明成町二丁目280-1 |
45-5959 |
| やすい内科 |
桜木町二丁目192 |
44-6521 |
健康被害への救済
極めてまれですが、予防接種を受けた方に重い健康被害を生じる場合があります。
ワクチン接種によって、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障がでるような障害が残るなどの健康被害が生じた場合は、法律に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。
大府市健康増進課へお問い合わせください。
このページに関するお問い合わせ
健康未来部 健康増進課(保健センター内)
保健センター 電話:0562-47-8000
こども家庭センター 電話:0562-57-0219
ファクス:0562-48-6667
保健センターへのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。
こども家庭センターへのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。
