下水道使用料の改定
日頃から大府市の下水道事業にご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。
下水道事業の経営の健全化を図るため、令和4年10月1日から約9%(平均改定率)、令和7年4月1日から約11%(平均改定率)の2段階で下水道使用料を改定する議案が、令和3年12月議会において可決されました。
下水道を使用されるみなさまにはご負担をおかけすることとなりますが、財政基盤の強化による、長期的に安定した下水道サービスを提供するため、ご理解をお願いします。
新しい下水道使用料について
排出量が多くなるにつれて1立方メートル あたりの従量使用料(単価)が上がる使用料体系です。
下水道使用料の計算方法
改定後の下水道使用料の早見表
(令和4年10月1日適用)
下水道使用料改定の背景
下水道事業は、みなさまのご家庭や事業所から出る排水(汚水)を下水道で運び、下水処理場できれいな水にして川や海へと放流しています。
このためには、下水道管や下水処理場の維持管理費等(汚水処理費)がかかっており、この経費は下水道を使用した人が下水道使用料を支払うことで賄うべきとされています。
大府市では、汚水処理費に対し、下水道使用料が足りていない状況が長く続いており、不足分は税金(公費)で負担しています(右図)。
市民全体の公平な受益の観点から、税金に依存した経営状況からの脱却を図り、今後もサービスを持続的・安定的に提供していくため、使用料の改定が必要となりました。
経営努力の取組
(1)下水道使用料の改定を段階的に行います
市民のみなさまの生活への影響を考慮し、下水道使用料の改定を2段階で行い、値上げ幅を抑制しています。
(2)費用の削減、収入の維持向上に努めます
下水道事業にかかる経費を減らすため、中長期計画の定期的な見直しによる工事費用の平準化、国県補助対象事業の活用、地方債残高の削減、下水道使用料収納率の維持向上に努めます。
(3)広報活動の充実を図り、下水道事業の取組を積極的に発信していきます
下水道の仕組みや下水道使用料の使い道、下水道の経営状況や取組などを、多くの方に情報が届くような媒体(SNS、広報おおぶ、ウェブサイト等)を使用し、分かりやすい内容での情報発信に努めます。
改定による影響額
※表は2カ月当たりの金額(税込み)です。
改定に関するQ&A
Q1 下水道使用料は何に使われているのですか?
A1 家庭や事業所から出る汚水を処理するための費用や、下水道やポンプ施設などの維持管理費用と建設に要した借入金を返済するための費用に使われています。
Q2 前回の改定はいつですか?
A2 本市の下水道使用料体系は、供用開始した平成元年度から改定していないため、愛知県内で最も古いものです。
Q3 下水道使用料はどのようにして決まりましたか?
A3 令和2年度に4回開催した、有識者や市民の公募委員などで構成される「大府市公共下水道事業経営検討委員会」と、令和3年度に3回開催した、経営・財務マネジメント強化事業会議(国と地方公共団体金融機構による課題解決事業)において、適切な下水道使用料を含む公共下水道事業の経営の健全化に関する検討を行いました。その結果に基づき、下水道条例の改正(下水道使用料の改定)について、議会の議決を経て決定しました。
Q4 下水道使用料が値上げされると水道料金も値上げされますか?
A4 下水道使用料のみを改定いたしますので、今回は水道料金の改定はありません。
Q5 他市と比較して下水道使用料が高くなるのではないですか?
A5 本市の下水道使用料は1カ月に20立方メートル使用した場合、値上げ前で愛知県内48市町中2番目に安くなっています。下水道使用料改定後も、愛知県内で中位以下の水準となります。
今後も引き続き、サービス向上や徹底した経費の削減や効率化に取り組み、公営企業としての健全経営に努めてまいりますので、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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このページに関するお問い合わせ
水と緑の部 水道経営課
水道業務料金係・下水道経営係 電話:0562-45-6238
ファクス:0562-45-5185
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