議会運営委員会視察 令和5年10月11日から12日まで

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ページ番号1029412  更新日 2023年12月6日

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令和5年10月11日及び12日に、京都府亀岡市及び石川県加賀市を視察しました。

亀岡市議会における議会改革・議会活性化の取組について【京都府亀岡市】

取組内容

(1) 「わがまちトーク」

 事前に設定したテーマに基づいた意見交換の場として実施している。「広報の場」から「広聴の場」へ視点を変更した。その他、中高生との意見交換会、子育て世代をターゲットとした「突撃インタビュー」など、ユニークな取組も行っている。

(2) SNSの活用

 フェイスブック、ユーチューブを活用し、議会活動、イベントなどの情報を発信している。内容の編集や投稿は、原則として議員が行っている。

(3) タブレット端末の活用

 タブレット端末は、セルラーモデルのiPadを使用しており、議員専用のLANは整備していない。タブレット端末は庁外へ持ち出し可能だが、実際に持ち出して使用している議員は多くないようである。

亀岡市での集合写真

加賀市議会における議会改革・議会活性化の取組について【石川県加賀市】

取組内容

(1) 「議会おでかけトーク」

 住民参加型のグループトーク方式で実施しており、議員自らが進行役としてのスキルを向上させるための研修も行っている。これとは別に、議会主導で中学生議会も開催しており、議員が教員に代わり率先してサポートしている。

(2) 議会アンケート

 無作為抽出された市民1,500人に対してアンケートを実施し、市民目線での議会活動の分析を行っている。

(3) SNSの活用

 フェイスブック、インスタグラムを活用した情報発信に取り組んでいる。

(4) タブレット端末の活用

 タブレット端末は、Wi-FiモデルのiPadを使用しており、議員専用のWi-Fiを議会フロアに整備している。また、視察時などに使用するためのポケットWi-Fiも配備している。非常事態発生時にオンライン会議が可能なように条例改正を行ったものの、具体的な運用実績はないということである。

加賀市での集合写真

大府市への反映・所感

(1) 広報・広聴の在り方について

 亀岡市、加賀市のいずれも、住民参加型の議会報告会を行っていた。その進め方としては、一方的な情報発信だけの従前型の議会報告会ではなく、「広聴」をキーワードにしている点に注目した。議員中心、議員主導の従前型の議会報告会は、住民の参加者が毎回限られてしまうため、いかに幅広い層に参加を促していくかが課題である。

(2) SNSの活用について

 亀岡市、加賀市のいずれも、SNSを活用し、議会活動に関する発信を行っていた。現在、本市における議会活動の発信は、議会だよりと市議会公式ウェブサイトであり、今後、SNSの活用について検討する必要性を感じる一方、個々の議員の登場頻度の平均化、ユニークさと不適切さの線引き(見る側の価値観の相違)など、課題も多い。また、若年層に対しては、ユーチューブやティックトックといった動画配信が有効であるとの見解もある中、動画の編集・投稿の技術や手間といった課題も多い。

(3) ICTの活用について

 大府市議会では、令和元年12月より、各議員にタブレット端末を配備し、ペーパーレス化、ICT化に取り組んできた。今後、端末の更新時期を迎えるに当たり、異なる両市の通信環境の対応も参考にし、機種の検討を行っていきたい。

このページに関するお問い合わせ

議会事務局 議事課
電話:0562-45-6251
ファクス:0562-47-5030
議会事務局 議事課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。