2020年9月「市制50周年を迎えて」

　9月1日は市制50周年という記念すべき日です。市の成り立ちを振り返れば、明治39年5月1日に七カ村が合併して大府村が誕生、大正4年11月1日に町制施行、昭和45年 に市制施行。大府村が誕生した明治39年当時、県内は2市（名古屋市・豊橋市）265町村でしたが、その後、昭和と平成の大合併時代を経て、現在では38市16町村となりまし た。本市は前述の通り段階を踏んで市に移行しましたが、明治39年から114年間、一度の合併もせずにさまざまな時代の荒波を乗り越え、成長発展を遂げ今に至っていることは、特筆すべきことです。現在コロナ禍で、多くの方が不安・不便・不自由・不 満を感じる厳しい生活を余儀なくされていますが、このような時期だからこそ、100年以上連綿と受け継がれ培われてきた「人と人とのつながり」「人と地域との結び付き」を基盤にし、ウイルスとも共生できる地域の未来像を模索すべく、新たな50年に向けた力強い一歩を踏み出していきたいと思います。

大府市長　岡村秀人