『令和4年度大府市働きやすい企業表彰』受賞企業一覧
令和4年度大府市働きやすい企業表彰の受賞企業と取組内容を紹介します。
令和4年度の受賞企業
令和5年2月6日に開催した表彰式の様子
左から、豊通鋼管様、富士プレス様、市長、アルメック様、愛同工業様【全3部門受賞】株式会社富士プレス(ファミリー・フレンドリー部門、健康経営部門、ダイバーシティ部門)
業種:製造業 |
資本金:5,200万円 |
従業員数: 289名(男199名、女90名) |
事業内容:自動車用プレス加工部品(電磁バルブ部品、中小ブラケット類、クランプ等)及び金型の製造 |
<代表的な取組>
○ファミリー・フレンドリー部門
- 企業主導型保育園の共同利用契約を結び、社員の保育園探しの負担を軽減
- 製造部門の一部を除き、フレックスタイム制度を導入
- 社員の生活状況に応じた短時間勤務を柔軟に検討し実施
- 住宅購入時にお祝い金を社長から手渡しで支給
○健康経営部門
- 就業時間内に希望する全社員を対象に、インフルエンザ予防接種を全額会社負担で社内において実施
- 就業時間内に集団バス健診を実施。40歳以上の社員を対象に5歳刻みで人間ドックの受診料を全額会社負担
- 毎年、全社員に一定額の市販薬(自由に選択)を無償配布
- コンプライアンスに関する外部相談窓口及び外部健康相談窓口を設置
- 野球同好会、フットサル同好会の運営費を補助し、運動機会を増進
- 定期的に保健師によるメンタルヘルス研修会やハラスメント教育(オンデマンド、e-learning)を実施
○ダイバーシティ部門
- 技能実習生の日本語教育に力を入れ、日本語検定用の教科書を無償支給し、年2回の検定受験を支援
- 障がい者の法定雇用率(表彰時:2.3%)を相当上回る採用を実施(4.79%、13人)
- 障がいをもつ方の提案を積極的に取り入れ、安全に作業しやすい作業マニュアルを一体となって作成
|
【全3部門受賞】愛同工業株式会社(ファミリー・フレンドリー部門、健康経営部門、ダイバーシティ部門)
業種:製造業 |
資本金:3,305万円 |
従業員数: 445名(男276名、女169名) |
事業内容:アルミダイカスト・機械加工・樹脂成形による自動車部品の製造 |
<代表的な取組>
○ファミリー・フレンドリー部門
- 短時間正社員制度を導入し、就学前(6歳)まで制度利用を可能とした。
- 勤務単位を30分から10分単位に変更し、時差出勤など家庭生活に合わせた柔軟な勤務時間とできるようにした。
- 家族手当を独自に支給(配偶者7,000円、子5,000円/人)
○健康経営部門
- インフルエンザ予防接種を、一部会社負担で社内において就業時間内に実施
- 新型コロナウイルスワクチン接種の当日と接種後の副反応による体調不良のための特別休暇を付与
- 提携するスポーツジムの利用料の負担軽減を図り、1人あたり月4回まで無料とした。
- 外部講師を招き、ハラスメントに関する教育を実施
○ダイバーシティ部門
- 障がい者の雇用や特性についての社員の理解を深めるため、社内で講座を開催
- 日本語検定に合格した技能実習生の合格級に応じ、合格祝金を支給
- ベトナム人の実習生や技師の雇用が多く通訳が必要であるため、ベトナム専任の担当従業員を採用
|
【2部門受賞】豊通鋼管株式会社(健康経営部門、ダイバーシティ部門)
業種:製造業 |
資本金:3億1,000万円 |
従業員数:116名(男103名、女13名) |
事業内容:引抜鋼管の製造加工、鋼管切断加工、各種鋼管の販売 |
<代表的な取組>
○健康経営部門
- 新型コロナウイルスの感染拡大のよるコミュニケーション不足がメンタルに与える影響を踏まえ、専門化を招きストレスマネジメントやメンタルヘルスをテーマとした講習会を実施
- メンタルヘルス・マネジメント検定試験などを活用し、メンタル不調相談窓口担当者の能力向上を図った。
- コロナ禍において事業を継続できるよう、感染症予防対策講習会を開催するとともに、濃厚接触者には会社負担でPCR検査・抗原検査を実施
- 工場の暑熱対策として、給水機・小型冷蔵庫・個別ファンの設置、塩飴配布等を継続して実施。その他にも、暑さ指数(WBGT)の測定、7~9月の毎週月曜日と金曜日の午後3時の休憩時にアイスクリームを配布、熱中症の内容理解・対処方法に関する学習会を実施、腰に付ける持ち運び可能な扇風機を会社負担で貸与するなどの取組みを取り入れた。
○ダイバーシティ部門
- 精神障がいのある社員が働きやすい環境づくりのため、日ごとに業務内容を記した絵入りの「業務指示書」を作成。これにより業務に対する不安要素を取り除くとともに、周りの社員がサポートできる体制を整備でき、継続雇用につながった。
|
【1部門受賞】アルメック株式会社(健康経営部門)
業種:製造業 |
資本金:1,000万円 |
従業員数:63名(男54名、女9名) |
事業内容:自動車部品製造時の端材や建築廃材(鉄骨)等を選別・加工し、再生原料(製品)として各製鋼メーカーに供給 |
<代表的な取組>
○健康経営部門
- 自社でウォーキング大会を企画実施。大府市主催のウォーキング大会にも参加
- 歩数イベントを実施
- 毎週火曜日・木曜日を「禁煙デー」に指定。建物内は全面禁煙、敷地内は分煙を徹底。喫煙率の減少だけではなく、たばこの本数を減らす、新たな喫煙者を増やさない視点でも取り組んでいる。
- 毎週木曜日を「ノー残業デー」に指定
- 職場内パトロールを実施し、不安全箇所の指摘・是正に取り組み、安全衛生対策を徹底
- 誕生日食事会、社員旅行、クリスマス会、新年会などの社内イベントを積極的に開催し、コミュニケーションの活発化を図っている。
- 「木鶏クラブ」という読書会を2008年(平成20年)から開催し、垣根を越えたコミュニケーションの場、人間力を磨く場が定着
- 会社で独自に設問を作った「心の健康アンケート」を実施し、社員の状況を把握
- ハラスメント防止研修を実施
- ストレスチェックを実施 ※実施義務のない事業場
- 外部コンサルタント企業と連携し、心の健康づくりの一環として24時間対応のネット相談窓口を開設
|
大府市働きやすい企業表彰とは
概要
大府市では、従業員のワークライフバランスの実現に向けて、働きやすい魅力ある職場づくりに取り組む企業を「大府市働きやすい企業」として表彰します。
表彰の種類
大府市働きやすい企業表彰は、下記3部門制となります。
(1)ファミリー・フレンドリー部門
従業員の仕事と育児・介護、その他家庭生活の両立を支援するための優良な取組をする企業へ授与されます。
(2)健康経営部門
従業員の心身の良好な健康状態の維持に向けて優良な取組をする企業へ授与されます。
(3)ダイバーシティ部門
女性の活躍をはじめ、多様な人材の活用、能力開発や活躍に向けて優良な取組をする企業へ授与されます。
対象企業
下記2点を満たす企業
- 市内に事業所を置く中小企業者
- 労働関係法令等に関し重大な違反がなく、かつその他社会通念上表彰するにふさわしくないと判断される事由がないこと
公募及び審査
年度1回、公募を行います。(ウェブサイト、大府商工会議所会報などで公募時期をお知らせしています。)応募いただいた案件を愛知労働局やハローワークなどの有識者のご意見をもとに表彰企業を決定します。大府市役所にて表彰式を行い、表彰企業を市ウェブサイトや広報おおぶへ掲載し、市民等に広くPRします。
その他
平成19年度から平成30年度まで「大府市子育てサポート優良事業者表彰」として、子育て支援に対し優良な取組をする企業を表彰してきましたが、令和元年度からは新たに「働きやすい企業表彰」として、従業員のワークライフバランスの実現に向けた取組全般を対象とする表彰制度に拡充しています。