人権啓発事業
人権擁護委員
人権擁護委員は、人権擁護委員法に基づいて、人権相談を受けたり人権の考えを広めたりする活動をしている民間の方々です。
人権擁護委員制度は、様々な分野の人たちが人権思想を広め、地域の中で人権が侵害されないように配慮して人権を擁護していくことが望ましいという考えから設けられたもので、諸外国に例を見ない制度として発足しました。
人権擁護委員は無報酬ですが、現在、約14,000人が法務大臣から委嘱され、全国の各市町村(東京都においては区を含む。以下同じ。)に配置されて、積極的な人権擁護活動を行っています。(法務省HPより引用)
大府地区の人権擁護委員は、現在8名おり、地域のみなさんから人権相談を受けたり、人権について関心を持ってもらえるような啓発活動を行っています。
(活動の一例)
(1)人権相談
人権よろず相談:大府市役所で実施しています。
(2)人権啓発活動
・人権教室:保育園、児童(老人)福祉センター、小学校等でDVD等を使って講座をしています。
・街頭啓発:一日人権擁護委員として名古屋法務局から委嘱された中学生、大府市長およびおぶちゃんが、市内各所で啓発活動をしています。


地方委託事業
人権啓発活動地方委託事業とは
国(法務省)が、地方公共団体に、人権啓発活動を委託して実施する事業のことです。人権問題に対する正しい認識を広めることにより、人権尊重思想の普及を目的としています。
2025年度は、大府市が受託することになりました。
日頃より地域に根差した人権啓発活動を行っている人権擁護委員のみなさまと協力し、地域のみなさまに親しみやすく、かつ参加しやすい要素を取り入れ、事業を行っていきます。
(活動の一例)
(1)人権の花運動
主に小学生を対象とした啓発活動で、1982年度から実施しています。その内容は、学校に配布した花の種子や球根などを、こどもたちが協力し育てることによって、生命の尊さを実感し、その中で、豊かな心を育み、優しさと思いやりの心を体得することを目的としたものです。
今回は大府市立東山小学校のみなさまにご協力いただきました。
大府市では2017年に「大府市認知症に対する不安のないまちづくり推進条例」を制定しています。認知症のシンボルカラーであるオレンジ色の花を児童たちが育て、大府市内5カ所の児童福祉施設へ譲渡します。

(2)人権講演会
合計3回の人権に関する講演会を予定しています。
・6月
講座名:LGBTQを取り巻く現状と課題
講師:西本 梓 氏
一般社団法人LGBT法連合会理事
日時:6/27日(金曜)
10時00分~12時00
会場:石ヶ瀬会館
・9月
映画上映:「ぼけますから、よろしくお願いします。」
基調講演:認知症になった波平~契約社会と成年後見制度~
講師:渡辺 哲雄 氏
日本福祉大学中央福祉専門学校特別顧問
日時:9/7日(日曜)13時00分~16時30分
会場:文化交流の杜アローブ
・11月
講座名:無罪へ~冤罪の真実に迫る~
講師:秦 融 氏
ジャーナリスト(元中日新聞記者)
日時:11/29(土曜)13時30分~15時30分
会場:大府市役所地下 多目的ホール
内容:NHK「新プロジェクトX」でも紹介された、滋賀県の呼吸器事件報道を担った元中日
新聞編集委員の秦融さんが、取材の実体験に基づき冤罪の真実を皆さんに伝えます。
あなたの“自分と”として、冤罪と人権を考えるきっかけにしませんか?

人権に関する条例
大府市人権を尊重した誰一人取り残さないまちづくり推進条例
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