南海トラフ巨大地震

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ページ番号1001926  更新日 2018年10月30日

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南海トラフ巨大地震とは

 日本列島の太平洋沖、「南海トラフ」沿いの広い震源域で連動して起こるとされているマグニチュード9クラスの巨大地震のことを言います。
 トラフとは、深さ6,000メートルまでの海底のくぼみを意味します。(深さ6,000メートル以上は海溝と呼びます。)太平洋の水深約4,000メートルのくぼみである南海トラフは、海側のフィリピン海プレートが陸側のユーラシアプレートの下に潜り込む場所であり、静岡県の駿河湾から九州にかけて伸びています。この南海トラフ沿いでは、過去にマグニチュード8クラスの東海地震、東南海地震、南海地震が概ね100から150年おきに繰り返して発生しています。
 東日本大震災後、この3つの地震の震源域を中心に、国では日向灘(ひゅうがなだ)などを震源域に加えた上で、広大な範囲が連動して発生する地震を南海トラフ巨大地震と呼んでいます。

南海トラフ巨大地震の被害想定(平成25年愛知県防災会議発表)

 南海トラフで過去に発生した地震の中で最大だったのが、1707年に発生した「宝永地震」と言われています。「宝永地震」クラスの発生間隔はおよそ300年から600年と言われていることから、予測は「宝永地震を基に、南海トラフで過去に発生した地震の揺れや津波高などの値を重ね合わせた作られています(過去地震最大モデル)。
 また、主に「命を守る」という観点から、南海トラフで発生する恐れのある地震・津波のうちあらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震・津波による被害を補足的に想定した理論上最大想定モデルも作成されています。理論上最大モデルの地震の発生する可能性は、1,000年に一度あるいはそれよりも低い頻度と考えられています。

南海トラフ巨大地震による大府市の被害予測
  過去地震
最大モデル
理論上最大
想定モデル
想定震度 6強 7
建物被害 全壊 約900棟 約2,800棟
火災焼失 約300棟 約800棟
液状化倒壊 被害わずか 被害わずか
死者数 約40人 約200人
津波浸水区域 8ヘクタール 9ヘクタール
ライフライン被害 上水道断水 約8万人 -
下水道(機能支障) 約5万6,000人 -
都市ガス 約1万6,000戸 -
LPガス 約1,800世帯 -
電力 約3万8,000軒 -
電話 約9,500回線 -
帰宅困難者 約9,000人 -
避難者数 約1万2,000人 -

詳細は、「愛知県東海地震・東南海地震・南海地震等被害予測調査結果」(愛知県ウェブサイト)をご覧ください。

南海トラフ巨大地震の想定震源域

地図:南海トラフ巨大地震の想定震源域
(資料:中央防災会議)

このページに関するお問い合わせ

市民協働部 危機管理課
電話:0562-45-6320
ファクス:0562-47-7320
市民協働部 危機管理課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。