有機農業担い手育成講座 天狗なす収穫祭
26日、大府市米田町内の畑で、有機農業担い手育成講座の受講生によって栽培された、あいちの伝統野菜「天狗なす」の収穫が行われました。
市は、農業分野における環境負荷の低減を目指し、有機農業の推進に取り組んでおり、その一環として2023年度から「有機農業担い手育成講座」を開講しています。2025年度は3期目で、市内外から公募によって選考された10人が受講しています。
今回の講座は、2024年11月に市が「オーガニックビレッジ宣言」を行って以来、初の開催となります。これまでに講座の修了生10人が市内で就農を開始しており、有機農業の取組が地域に着実に広がっています。
講座では、研修素材として「あいちの伝統野菜」を積極的に取り入れ、地域資源の保存・普及にも力を入れています。今回収穫された「天狗なす」は、戦前から奥三河で栽培されてきた品種で、天狗の鼻のような形をした奇形果ができやすいことが特徴のひとつとされ、天狗伝説のある奥三河津具地域を中心に栽培されてきたことからその名が付けられました。果実は400から700グラムと大型で、水分を多く含んでおり、加熱すると柔らかくとろっとした食感になるのが特徴です。
有機農業担い手講座の受講生の皆様におかれましては、講座修了後もぜひ市内での就農を検討いただくとともに、地域の有機農業を盛り上げていただけることを願っています。皆様の力が、これからの大府の農業を支える大きな原動力になると期待しています。
このページに関するお問い合わせ
企画政策部 秘書室
電話:0562-45-6211
ファクス:0562-47-3070
企画政策部 秘書室へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。