コラム119 1月号(令和4年)
1月号の「コラム119」では、ヒートショックについて紹介します。
ヒートショックとは
ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動などによる急激な温度変化によって血圧が大きく変動することで、体に負荷がかかり脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすことをいいます。
11月~2月にかけて発症することが多くなっています。温度変化が大きい入浴時は特に注意が必要です。
なぜ起こる?
暖かい部屋からお風呂に入ろうと部屋を出ると、自律神経の働きにより血管を収縮して血圧が上がります。その後、お風呂に入って湯船に浸かると、熱いお湯に対応するために血管が拡張し血圧が下がります。
このように、冬場は血圧の急変動が短時間に起こります。そのため、ヒートショックは引き起こされます。
ヒートショックを起こす危険性が高い人とは?
- 高齢者
- 高血圧や糖尿病などの基礎疾患がある方
- 肥満、睡眠時無呼吸症候群、不整脈がある方
- 一番風呂が好きな方
- 熱いお風呂が好きな方
- 飲酒後にお風呂に入る方
若い人も要注意
ヒートショックは若い人であっても起こる可能性があります。
次の場合は、注意が必要です。
- 飲酒直後に入浴する方
- 食事直後に入浴する方
- 深夜に入浴する方
- 熱いお風呂に長時間浸かる方
ヒートショックを防ぐための対策、ポイント
- 入浴前に脱衣所や浴室を暖める。
電気ヒーターなどを活用し脱衣所を暖める。また、浴槽のふたを開けておくと浴室の温度が上がるため効果的です。
- お風呂の温度は41℃以下に設定。
浴室との温度差を小さくするために41℃以下に設定することがおすすめです。また、脱水症状を防ぐために入浴前と入浴後には水分補給をして、湯船に浸かる時間は10分以内にしましょう。
- 食事直後や飲酒後の入浴は控える。
- 家族に声をかける
「お風呂に入るよ」と、家族に声をかける。
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