風水害

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ページ番号1001931  更新日 2018年10月25日

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台風

台風とは

1 風速25メートル以上を暴風域 2 風速15メートル以上を強風域 3 台風の中心が到達すると予想される範囲を予報円 4 台風の中心が予報円内に進んだ場合に暴風域に入る可能性のある範囲を暴風警戒域

 熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びます。このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17メートル(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます。
 台風は上空の風に流されて動くとともに、地球の自転の影響により北へ向かう性質を持っています。そのため、東風が吹いている低緯度では台風は西へ流されながら次第に北上し、上空で強い西風(偏西風)が吹いている中・高緯度に来ると台風は速い速度で北東へ進むようになるのです。

 また、台風は暖かい海面から供給された水蒸気が凝結して雲粒になるときに、放出される熱をエネルギーとして発達します。逆に、日本付近に接近すると上空に寒気が流れ込むようになり、次第に台風本来の性質を失い「温帯低気圧」や「熱帯低気圧」に変わります。

台風の大きさと強さ

 気象庁は台風のおおよその勢力を示す目安として、下表のように風速(10分間平均)をもとに台風の「大きさ」と「強さ」を表現します。「大きさ」は強風域(風速15メートル以上の強い風が吹いているか、地形の影響などがない場合に吹く可能性のある範囲)の半径で、「強さ」は最大風速で区分しています。
 さらに、強風域の内側で風速25メートル以上の風が吹いているか、地形の影響などがない場合に吹く可能性のある範囲を暴風域と呼びます。

強さの階級
階級 最大風速
強い

33メートル(64ノット)以上から44メートル(85ノット)未満

非常に強い 44メートル(85ノット)以上から54メートル(105ノット)未満
猛烈な 54メートル(105ノット)以上
大きさの階級
階級 風速メートル以上の半径
大型
(大きい)
500キロメートル以上から800キロメートル未満
超大型
(非常に大きい)
800キロメートル以上

 大型、超大型の台風のそれぞれの大きさは、日本列島の大きさと比較すると以下のようになります。

大型の台風は半径が500キロメートルから800キロメートル未満、超大型の台風は半径が800キロメートル以上です。

 台風に関する情報の中では台風の大きさと強さを組み合わせて、「大型で強い台風」のように呼びます。ただし、強風域の半径が500キロメートル未満の場合には大きさを表現せず、最大風速が33メートル未満の場合には強さを表現しません。例えば「強い台風」と発表している場合、その台風は、強風域の半径が500キロメートル未満で、中心付近の最大風速は33から43メートルで暴風域を伴っていることを表します。
 なお、台風情報では暴風域を円形で示します。この円内は暴風がいつ吹いてもおかしくない範囲です。

暴風警報の発表について

 警報とは、重大な災害が起こるおそれのあるときに、警戒を呼びかけて行う予報です。また、注意報は、災害が起こるおそれのあるときに注意を呼びかけて行う予報です。
 大府市の暴風警報は、平均風速20メートル以上で発表されますが、海に面していないために知多半島周辺の他の市町より警報の発表が遅い場合があります。

ゲリラ豪雨

ゲリラ豪雨とは

ゲリラ豪雨がもたらす積乱雲の連鎖


 ゲリラ豪雨とは、突発的に発生し、局地的に限られた地域に一時間程度降る激しい雨のことです。
 このため、前線や低気圧、台風などに伴う集中豪雨に比べるとゲリラ豪雨は事前に予測することが困難です。
 また雨で、都市の中小河川が急に増水して洪水や浸水をもたらしたり崖崩れや土石流などの発生する様子が、変則的な戦闘を主とするゲリラに似ているところからも、ゲリラ豪雨と呼ばれており、正式な気象用語ではなく、報道機関などが局地的な集中豪雨を表現する時に使われています。

ゲリラ豪雨はなぜ起こるか

ゲリラ豪雨は、新しい積乱雲が次々に派生的に群発しているときに発生します。

 新しい積乱雲が次々に派生的に群発しているときに発生します。都市部では、ヒートアイランド現象(都市部の気温が周辺の郊外部に比べて高くなる現象)や、高層ビル群による風向きの変化が、ゲリラ豪雨を起こりやすくしているとも言われています。

洪水とは

内水氾濫と外水氾濫

平坦地に強い雨が降ると、雨水ははけきらずに地面に溜まります。低いところには周囲から水が流れ込んできて浸水深がより大きくなります。また、排水用の水路や小河川は水位を増して真っ先に溢れ出します。このようにして起こる洪水を内水氾濫と呼び、本川の堤防が切れたり溢れたりして生ずる洪水を外水氾濫と呼びます。

 平坦地に強い雨が降ると、雨水がはけきらずに地面に溜まります。低いところには周囲から水が流れ込んできて浸水深がより大きくなります。また、排水用の水路や小河川は水位を増して真っ先に溢れ出します。このようにして起こる洪水を内水氾濫と呼び、本川の堤防が切れたり溢れたりして生ずる洪水を外水氾濫と呼びます。

内水氾濫はなぜ起こるか

 市街地に降った雨水は、側溝や下水道などを通じて川や海に流れていきます。また、雑木林、草地、畑、水田などは、地表面に一時貯留し地中に浸透させる働きを持っています。
 しかし、都市化による整地や路面舗装などにより、地表面貯留や地中浸透の減少から側溝や下水道などの処理能力を超える量の大雨が降ると、河川が増水して排出できなくなり、側溝やマンホールなどから水が地表に溢れ出てしまうのです。

このページに関するお問い合わせ

市民協働部 危機管理課
電話:0562-45-6320
ファクス:0562-47-7320
市民協働部 危機管理課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。