境川流域総合治水
境川総合治水は、二級河川境川(愛知県管理河川)の流域10市2町(大府市、名古屋市、刈谷市、豊田市、安城市、東海市、知立市、豊明市、みよし市、日進市、東郷町、東浦町)により広域での治水対策を行っています。
高まる洪水の危険性
田や畑などには、雨水を一時的に溜めたり、地面に浸透させたりする機能(保水・遊水機能といいます)があります。
最近では、田や畑が開発され、地表面がコンクリートやアスファルトなどで覆われるところが多くなりました。そのため保水・遊水機能が低下し、同じ雨が降ったとしても、短い時間で多くの雨水が川に流れ込むようになり、洪水の危険性が大きくなりました。
洪水を防ぐためには
洪水を防ぐには、川幅を広げたり、川底を掘るなどして、より多くの雨水が流せるような河川工事をすることはもちろん必要です。
それに加えて、雨を溜めたり浸透させる施設をつくることにより、従来田や畑が担っていた保水・遊水機能を取り戻し、一度に川に入ってくる雨水の量を減らすこと(流出抑制といいます)で、洪水の被害を軽減することができます。このように、川の中だけでなく流域(集水域)内でも治水について考えることを、『総合治水対策』といいます。
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