おおぶいきもの図鑑 昆虫類
33.ウチワヤンマ
- 見やすい季節/春・夏(5月~9月)
- 大府市で見やすい季節/白魦池、奥池など
5~9月頃に羽化する。腹部の先に扇状の尾をもつので名がついた。体長は7センチメートルぐらい。体色は黄色と黒。池や川の側で見ることができる。縄張り意識が高い。
34.ギンヤンマ
- 見やすい季節/春・夏(4月~10月)
- 大府市で見やすい季節/白魦池、市役所の池など
日本全域で見られる大型のトンボ。体長は7センチメートルぐらい。昼間に水辺を飛び回り、飛翔能力が高い。高速で飛ぶので捕まえるのは難しい。雌は水辺の草に卵を産むため、水草がないところでは、増えることはできない。
35.ショウリョウバッタ
- 見やすい季節/夏・秋(7月~10月)
- 大府市で見やすい季節/東山小学校周辺など
緑色で頭の形がひょうたん型の大きなバッタ。住む場所によって目立たない体色に変わる。雄は飛ぶときに音を出すので「キチキチバッタ」とも呼ばれる。雄は5センチメートル、雌は8センチメートルぐらい。日本最大のバッタ。
36.クルマバッタモドキ
- 見やすい季節/夏・秋(7月~10月)
- 大府市で見やすい季節/東山小学校周辺など
草原や農耕地にてよく見られる。背中に白い「X」の模様があるが、よく似たクルマバッタにはない。後羽には輪のような模様がある。体長は4センチメートルぐらい。
37.オオカマキリ
- 見やすい季節/春・夏・秋(4月~10月)
- 大府市で見やすい季節/大府みどり公園、長草八幡社など
日本最大のカマキリ。体長は10センチメートルぐらい。住む場所によって体色を変える。肉食性で、自分より小さい虫を好んで食べる。卵(卵鞘)をよく目立つところに産みつける。
【カマキリのタマゴ/写真下】
38.エンマコオロギ
- 見やすい季節/夏・秋(8月~10月)
- 大府市で見やすい季節/奥池、長草八幡社など
日本のコオロギの中でもっともよく見られる。体長は3センチメートルぐらい。草原や農耕地に生息し、枯れ草の下を好む。雑食性。「コロコロリー」と鳴き、秋の風物詩でもある。顔がエンマ大王に似ているので名がついた。
39.カブトムシ
- 見やすい季節/夏(6月~8月)
- 大府市で見やすい季節/二ツ池公園、あいち健康の森公園など
成虫はクヌギ、コナラ、ヤナギなどの樹液に集まる。幼虫は、腐葉土を食べて育つ。雌には角が無い。体長は5センチメートルぐらい。子供に人気がある。成虫は卵を産むと死に、冬は幼虫で過ごす。
40.コクワガタ
- 見やすい季節/夏(6月~8月)
- 大府市で見やすい季節/二ツ池公園、あいち健康の森公園など
市内でよく見られるクワガタ。成虫はクヌギなどの樹液に集まり、幼虫は朽木を食べる。他のクワガタよりも小さく、体長は4センチメートルぐらい。1、2年で成虫になり、3年ぐらいは生きられる。
41.ナナフシ(ナナフシモドキ)
- 見やすい季節/春・夏(5月~9月)
- 大府市で見やすい季節/二ツ池公園など
体長は8センチメートルぐらい。棒状の虫。敵から身を守るため、植物の茎や枝に色や形を似せる。サクラ、コナラなどの葉を食べる大人しい虫。森や林で見られる。
42.タマムシ
- 見やすい季節/夏(7月~8月)
- 大府市で見やすい季節/大倉公園、長草八幡社など
全体に緑色の金属光沢がある美しい虫。体長は4センチメートルぐらい。サクラなどの周囲に生息し、葉を食べる。死んでも色が変化しないので装飾に用いられることもある。枯れたマツを好むウバタマムシは、色がこげ茶。
【タマムシ/写真上】
【ウバタマムシ/写真下】
43.クマゼミ
- 見やすい季節/夏(7月~8月)
- 大府市で見やすい季節/市内全域
体が黒く、大きく透明な羽を持つセミ。体長は6センチメートルぐらい。「シャアシャア」と鳴く。鳴く時間帯は主に午前中。10年ほど前までは、アブラゼミが多く見られたが、最近では都市化の影響かクマゼミが多くなってきた。
44.ツマグロヒョウモン
- 見やすい季節/春・夏・秋(4月~11月)
- 大府市で見やすい季節/大倉公園、長草八幡社など
4~11月の間に多く見られる。体長は4センチメートルぐらい。羽はオレンジ色で黒い斑点があり、雌は先端が黒い。幼虫はスミレ類を食べ、花壇のパンジーも食べるのでよく見られるようになった。幼虫はトゲだらけの毛虫。毒はない。
45.ナガサキアゲハ
- 見やすい季節/春・夏・秋(4月~10月)
- 大府市で見やすい季節/大倉公園など
表面が黒く、前羽の裏に赤い紋がある。体長は10センチメートルぐらい。以前は西日本でしか見られなかったが、現在は関東でも見られる。ツマグロヒョウモンとともに温暖化の指標としても注目されている。幼虫はミカン類を食べる。
46.ジャコウアゲハ
- 見やすい季節/春・夏(4月~8月)
- 大府市で見やすい季節/大倉公園、境川など
体長は8センチメートルぐらい。後羽が斜め後方に細長く伸びる。境川周辺で多く見られる。雄の羽は光沢のある黒色だが、雌は明るい褐色。幼虫はウマノスズクサ類を食べ、独特な形をしている。卵は赤い。
47.ヒメボタル
- 見やすい季節/春・夏(5月~7月)
- 大府市で見やすい季節/境川周辺など
体長は7ミリメートル。ゲンジボタルやヘイケボタルより一回り小さい。体は黒く、首が赤い。幼虫が食べる小さなカタツムリの多い森の周辺や土手などで育つ。市内では5月下旬から6月上旬によく光る。
48.モリチャバネゴキブリ
- 見やすい季節/春・夏・秋(4月~11月)
- 大府市で見やすい季節/長草八幡社、大府みどり公園など
体長は1センチメートルぐらい。落ち葉などの下にいることが多く、家などの建物には侵入してこない。腐葉土が多い森や林でよく見られる。羽の色が薄く、体は茶色である。屋内性種のチャバネゴキブリと良く似ており、頭の縦方向の模様がチャバネは「ハ」の字で、モリチャバネは「()」に見える。
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