新たなデータを活用した交通安全対策を実施します。大府市yuriCargo(ゆりかご)プロジェクト
令和5年11月21日発表のプレスリリースです。
大府市は、令和4年5月から、株式会社デンソー(本社:刈谷市、取締役社長:有馬浩二)と連携し、スマートフォンアプリ「yuriCargo(ゆりかご)」を利用して、市民などの自動車運転データを収集・分析し、生活道路の効率的な交通安全対策につなげる「大府市yuriCargoプロジェクト」を実施しています。
プロジェクト2年目となる令和5年度は、これまでに収集できた急ブレーキや急アクセルなどのデータに加え、新たに収集できるようになった速度情報データも活用し、令和4年度に実施した交通安全対策の効果検証を行いました。さらに新たに特定した潜在的危険箇所2カ所の交通安全対策を実施します。
昨年度に実施した交通安全対策箇所の検証
対策後2カ所で急ブレーキ発生率・平均通過速度がともに低下したことを確認しました。
ナンバー | 対策実施箇所 | 対策内容 | 急ブレーキ 発生率 |
平均通過速度 | 効果 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 桐山公園北西 | カラーイメージハンプ(大)の新設 | 上昇 (0.74%) |
西側:低下(▲2.6 km/h) | △ |
東側:低下(▲1.2 km/h) | △ | ||||
2 | スギホールディングス株式会社西側 | カラーイメージハンプ(大)の新設 | 低下 (▲0.11%) |
上昇(0.3 km/h) | △ |
3 | 神田町三丁目 地内新幹線沿い |
カラーイメージハンプ(小)の新設、交差点カラー舗装の再塗装 | 低下 (▲1.0%) |
下り:低下(▲0.5 km/h) | ○ |
上り:低下(▲1.3 km/h) | ○ | ||||
4 | 大府東高等学校 東側 |
カラーイメージハンプ(小)の新設、「速度落せ」標示の強調 | 上昇 (0.07%) |
下り:上昇(1.7 km/h) | × |
カラーイメージハンプ(小)の新設 | 上り:上昇(1.3 km/h) | × | |||
5 | 夫婦橋前交差点 | 「止まれ」標示の強調 | 低下(▲2.9%) | 低下(▲2.9 km/h) | ○ |
※ナンバー1・2は令和5年3月、ナンバー3~5は令和4年10月に対策を実施。対策前後でデータを収集。
カラーイメージハンプのサイズ :(大)縦1.04メートル×横0.45メートル、(小)縦0.90メートル×横0.30メートル
今回新たに実施する2カ所の交通安全対策
これまでに設置したカラーイメージハンプとは異なる形のカラーイメージハンプを2カ所に新たに設置します。
ナンバー | 対策実施箇所 | 対策内容 | 急ブレーキ 発生率 |
制限 速度 |
平均 通過速度 |
交通量 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 大府北中学校西側 | カラーイメージハンプの新設 | 0.09% | 30km/h | 30.6km/h | 3,697 |
2 | 吉田町一丁目地内 | カラーイメージハンプの新設 | 0.07% | 40km/h | 44.7km/h | 5,689 |
その他
- 令和5年度北山小学校地区で実施したゾーン30プラスによる交通安全対策も含め、各対策後の効果検証を実施します。
- 市公式ウェブサイトでの情報発信や市の地域安全推進員(青パト)による危険箇所の重点的な巡回・見守りなど、ソフト面の啓発を実施します。
参考
1.yuriCargoアプリの機能
- アプリ利用者の急ブレーキ、急アクセル、速度情報のデータを収集できます。
- アプリ利用者は自身の運転結果から交通安全意識の向上を図り、市は統計運転データを活用した科学的な交通安全対策と対策後の効果検証を行うことができます。
2.yuriCargoプロジェクト参加者数(令和4年5月からプロジェクトを実施)
- 1732人(令和5年10月31日時点)
- 多くの方にご協力いただき、市民らと「データを共有する」という新しい協働の形でプロジェクトを推進しています。
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