大府町の地名の由来

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ページ番号1007205  更新日 2018年10月25日

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 大府は、「大夫」「大部」「大符」と書かれていたといいます。
 大夫は、中古に行われた獅子舞のことであり、伊勢神楽と性質を同じくするものです。この地にあって、毎年秋が過ぎると諸国を巡って、伊勢あるいは熱田神宮の御札を配り、獅子舞を演じ、お祓いをして志を集めていました。この獅子舞の大夫にちなんで、それが村名となったもの(知多郡史)と考えられています。
 ところで、「大符村、一に大夫とも大府とも書く」(尾張地名考)というように、大符や大府も用いられていたようです。やがて明治初期からは「大府」に統一されました。
 ほかに「七津大夫」に基づく伝説による由来も伝えられています。(七津大夫の伝説は「大府の民話」でご紹介しています。)

 

大府町各字の由来

アラタ

 新田開発によって開けた土地であることに由来します。

ガンジ山

 雁の行列のような形の山であることに由来します。

柊山(ひいらぎやま)

 ヒイラギの繁茂する山であったことに由来します。

原(はら)

 広い原野を開墾したことに由来します。

カラソ

 小石まじりの乾いた土地であったことに由来します。

ウド

 土が流されて深くくぼんだ土地であったことに由来します。

二俣(ふたまた)

 石ヶ瀬川と鞍流瀬川が合流するところで、川が分かれる場所であったことに由来します。

江端(えばた)

 古くは衣が浦が深く湾入した入江になっており、入江の端に位置していたことに由来します。 

縄界(なわざかい)

  砂川沿いにある字名で、江戸時代に、大府村と横根村との間に「村境い争い」があったことに由来します。(縄境の伝説は、「おおぶの民話」でご紹介しています)

スクモ

 藍を干して玉にしたものを「スクモ」と言います。藍のよく成長した土地だったことに由来します。

 

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