共和町の名前の由来

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ページ番号1007208  更新日 2018年10月25日

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 追分、追分新田、木之山、伊右衛門新田、又右衛門新田、八ツ屋新田が合併してできた村です。この合併には、桶廻間村や長草村もからんで紆余曲折がありました。そのためか、連帯意識の醸成と相互協調の願いを込めて「共和」という人為名称が採用されました。

追分(おいわけ)

 「追分」は、道の分岐点を表します。鎌倉時代には街道が整えられ、大府市域にも本街道外の熱田鳴海方面から三河にぬける脇街道や知多半島の東海岸沿いの道とか西海岸の村へ通じる道などがありました。追分は、こうした街道の要所であったことに由来します。

追分新田(三ツ屋)(おいわけしんでんみつや)

 追分村の枝郷で、名古屋(緒川)道から集落を見ると、三軒しか家が見えないことから「三ツ屋」と呼ばれていました。

木之山(このやま)

 熱田神宮造営の際、神木を献納したとも、むらの古刹円通寺の山号「瑞木山」の頭文字を除いたとも言われています。

伊右衛門新田(原)(いえもんしんでんはら)

 正徳年間(1711から1716)に鳴海の西尾伊右衛門が開墾したことに由来します。通称は、原野を開墾したときにつけられる「原」と呼ばれました。

又右衛門新田(一ツ屋)(またえもんしんでんひとつや)

 「天和年間(1681から1684)に大阪の山中又右衛門が荒地を開墾し、居を定めた」(山祗社由来記)とも、「名古屋の人、又右衛門という者、最初の開墾する」(尾張侚行記)ともいわれています。また、大府の「原新田」とする記録もあります。又右衛門の家が一軒のみであったことから「一ツ屋」と呼ばれていました。

八ツ屋新田(やつやしんでん)

 寛文年間(1661から1673)に、名和村(東海市)より農夫八名がここに移住して開墾したことに由来します。

 

共和町各字の由来

城(しろ)

 追分にあった字名で、中世には追分城があったことに由来します。

元屋敷(もとやしき)

 追分にあった字名で、中世には追分城に関わる屋敷があったことに由来します。

八代山(やしろやま)

 追分にあった字名で、社のある山であったことに由来します。

茶屋(ちゃや)

 八ツ屋新田にあった字名で、街道沿いに茶店(茶屋)があったことに由来します。

洲ノ元(すのもと)

 八ツ屋新田にあった字名で、川の砂州がたまったところに由来します。

壱丁田(いっちょうだ)

 八ツ屋新田にあった字名で、田の面積に由来します。

瀬戸(せと)

 八ツ屋新田にあった字名で、狭い谷であったことに由来します。

末広(すえひろ)

 八ツ屋新田にあった字名で、端に開けた場所であったことに由来します。

大廻間(おおはざま)

 ハザマとは、山と山の間、丘と丘の間に細長く奥深く入り込んだ谷とか、川や池の間にはさまれたところなどにつけられる地名です。木之山にあった字名で、大きな谷間であったことに由来します。

鴻ノ巣(こうのす)

 木之山にあった字名で、昔このあたりに鴻(コウノトリ)が多く棲息していたことに由来します。

坂本(さかもと)

 木之山にあった字名で、山の麓であったことに由来します。

別岨(べっそ)

 木之山にあった字名で、他の地区の人が所有している急斜面の土地であったことに由来します。

大深田(おおふかだ)

 木之山にあった字名で、昔は泥の深い田であったことに由来します。

半ノ田(はんのた)

 木之山にあった字名で、昔は粘土質の田であったことに由来します。

油田(あぶらだ)

 木之山にあった字名で、御燈明代をまかなうことができる田であったことに由来します。

才田(さいだ)

 木之山にあった字名で、神社の米を作った田「斎田」に由来します。

小仏(こぼとけ)

 木之山にあった字名で、円通寺所在地であり、円通寺に由来しています。

子安(こやす)

 木之山にあった字名で、子安神社所在地であり、子安神社に由来しています。

入道(上入道下入道)(にゅうどう)

 木之山にあった字名で、「入道」は、出家した人を表します。円通寺が焼きはらわれた際に入道を追い込んだことに由来します。

児子廻間(ちごはざま)

 木之山にあった字名で、円通寺が焼きはらわれた際に婦女子を追い込んだ谷間であったことに由来します。

血洗(ちあらい)

 木之山にあった字名で、円通寺が焼きはらわれ、多くの村人がおそわれた際に血で汚れた刀を洗ったことに由来します。

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