「フェアトレードの理念を尊重し、その推進を支持する決議」を行いました

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ページ番号1036063  更新日 2025年6月26日

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 2025(令和7)年大府市議会第2回定例会(6月25日)において、議員を提出者とする「フェアトレードの理念を尊重し、その推進を支持する決議」を全会一致で可決しました。

フェアトレードの理念を尊重し、その推進を支持する決議

 グローバル化の進展は、経済の発展を促す一方で、貧困、児童労働、不公正な取引、環境破壊といった深刻な社会課題を生んでいます。
 そのような中、フェアトレードは、公正な取引を通じて、開発途上国の生産者が正当な報酬を受け、持続可能な生活を送ることができるよう支援する国際的な仕組みとして広がっています。この理念は、持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる「誰一人取り残さない社会」の実現に不可欠です。
 フェアトレードの推進は、単なる国際協力にとどまらず、地域における人権意識の向上、環境配慮型の消費行動の促進、次世代教育の充実、さらには、市民・企業・教育機関・行政の連携を強化し、地域力を向上させる重要な取組です。
 本市では、市民団体「おおぶフェアトレードタウン推進委員会」が、「子どもたち一人ひとりが自分を守れる未来」や「地球環境にやさしい暮らし方」をテーマに、持続可能な社会の構築に向けた啓発活動を重ねており、その実践は、地域に根ざした草の根の取組として高く評価されています。
 また、大府市は、「健康都市おおぶ」の理念のもと、総合計画において持続可能なまちづくりを掲げ、SDGsの理念に基づいた施策を積極的に推進しています。フェアトレードの推進は、こうした市の政策とも高い親和性を持ち、市民協働によるまちづくりの重要な柱として位置付けられます。
 よって、本市議会は、大府市がフェアトレードの理念を尊重し、市民・企業・教育機関・行政が連携しながら、その普及・啓発・実践に取り組むことを支持し、あわせて、フェアトレードタウン認定の取得に向けて、市民協働による体制整備と段階的な準備を進めていくよう要望するとともに、議会としてもこの取組を積極的に後押しすることをここに決議します。

令和7年6月25日

愛知県大府市議会

このページに関するお問い合わせ

議会事務局 議事課
電話:0562-45-6251
ファクス:0562-47-5030
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