近視の子どもが増えています
子どもの視力低下の現状
近年、子供の視力低下が進んでいます。2020年度の調査では、高校生の7割近く、中学生の6割近く、小学生でも4割近くが裸眼視力1.0未満となっており、年々増加しています。大府市内の小中学生の傾向も、全国同様です。
視力低下の多くは、近視によるものです。近視の子どもの増加には遺伝要因もありますが、近年は屋外活動の減少、近くを見る作業の増加、就寝時間の変化など、環境要因が大きいと言われています。
近視の目の状態
近視の多くは、眼軸長(がんじくちょう)と呼ばれる眼の奥行きの長さが伸びすぎて、ピントが合わなくなるものです。一度伸びてしまった眼軸長は、ほぼ元に戻りません。強度の近視は、将来失明につながる他の眼疾患につながるリスクが高まるとも言われています。
成長段階にある子どもの頃が最も近視が進みやすく、この時期の重点的な予防・対策が重要になります。
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