国立愛知療養所(森岡町)
これは、昭和40年に撮影された国立愛知療養所です。この医療施設は、昭和13年に傷痍軍人愛知療養所として出発し、昭和20年の敗戦とともに名称を国立愛知療養所と変更し、広く国民医療を担当する施設として発足しました。
緑の木立に囲まれた森岡の丘陵地は、結核患者の転地療養に最適ということで、国立療養所大府荘とともに県内を中心に多くの患者を受け入れました。
その後、結核患者の減少と非結核慢性疾患者の増大から国立療養所の再編成と診療機能の向上が図られ、昭和41年に国立愛知療養所と国立療養所大府荘は組織統合され、国立療養所中部病院が発足しました。現在は、国立長寿医療センター(現:国立研究開発法人国立長寿医療研究センター)として、市民を始め多くの方が利用しています。
(広報おおぶ/2008年12月15日号掲載)
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