令和7年度愛知県民茶会

19日、愛三文化会館で、愛知県の茶道文化の振興を目的とした令和7年度愛知県民茶会が開催されました。2025年は愛知県文化協会連合会50周年記念事業の冠が付き、本市での開催は22年ぶりとなりました。
当日は県内各地から多くのお茶好きの方々が一堂に会し、日本の伝統的な呈茶を心ゆくまで楽しむ姿が見られました。前売券は完売、当日券を求める方も多く、会場となった愛三文化会館は終日、和やかで賑わいのある雰囲気に包まれました。
会場では、表千家や諸流派の代表の方々が席主を務め、計4席が設けられました。参加者は、流派の垣根を超えて設けられた茶席を巡り、趣の異なるおもてなしを堪能。美しいしつらえの中で、季節の和菓子とともに一服をいただき、日本の伝統文化の奥深さを味わっていました。
茶会に華を添えたのは「音楽のまち・バイオリンの里おおぶ」ならではの特別企画、箏(こと)とバイオリンのコラボ演奏です。
オープニングアクトとロビーコンサートとして2回行われた演奏会では、鈴木バイオリン製造株式会社代表の小野田祐真氏、市民で愛知県芸術大学生の柴垣凛乃氏のバイオリンと、大府市文化協会に所属する「筝曲ことね会」のお2人による箏が共演。伝統的な箏の音色にバイオリンの響きが重なる、見事な和洋折衷の調べがロビーに広がり、来場者は特別な音楽体験を楽しみました。
茶道と音楽という大府市の文化資源が融合した本茶会は、伝統文化の継承と地域文化の発信という二つの大きな役割を果たしました。
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