2021年8月「78円の命」

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ページ番号1025271  更新日 2021年8月1日

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 『78円の命』は2012年に小学6年生の谷山千華さんが書いた作文です。かわいがっていた野良猫の産んだ子猫が保健所で処分されたことを知り、「処分1匹につき78円。動物の命の価値がたったの78円でしかないように思えて胸が張りさけそうになった」とつづっています。透明な感性で驚きや悲しみを表現した作文は、小学校の道徳の教科書に掲載され、絵本化もされ、動物の命の尊さを考える大切なきっかけになりました。2019年、全国の犬猫の殺処分数は約3万2千匹で、2012年の約6分の1に減少していますが、まだまだ多くの命が失われています。殺処分を減らすには、動物愛護センターなどへの引き取り 数を減らさなければなりませんが、無責任な飼い主の遺棄した犬猫が野良となり、繁殖して増えている現状があります。コロナ禍で、私たちの生活を豊かにしてくれるペットの飼育が増加傾向にあります。 「かわいいと思うだけでは動物は育てられない。生き物を飼うということは一つの命にきちんと責任を 持つことだ」と谷山さんは訴えています。9月の動物愛護週間のテーマは「私たちがつくるペットとのこれから」です。人とペットとのさまざまな関係を考える良い機会にしてほしいと思います。

大府市長 岡村秀人

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