石丸遺跡にて鎌倉時代から室町時代における中世時代の建物跡を発掘しました
令和3年7月15日発表のプレスリリースです。
大府市は、鎌倉時代初頭から室町時代にかけての区画溝、掘立柱建物跡や鎌倉時代初頭の山茶碗や室町時代の常滑焼・古瀬戸などの遺物などの中世遺跡を発掘しました。
大府市は、令和3年4月から横根町石丸から北崎町城畑にかけて所在する中世遺跡として知られる石丸遺跡の発掘調査を実施している民間発掘業者に対し助言・調整を行っています。今回発掘した中世遺跡は、大府市北崎町城畑に位置し、建物跡を伴う中世集落の発掘としては、知多北部では数少ないです。7月31日に開催する発掘調査現地説明会では、石丸遺跡について分かりやすく説明します。
なお、市指定文化財である「延命寺紙本(しほん)墨書(ぼくしょ)大般若経」巻一の紙背に書かれた内容に「尾州智多郡横根郷(よこねごう)」の記述があり、経巻に記された年号「文安二年(1445)」「宝徳四年(1452)」の時期に存在した遺跡の可能性があると推測されます。
石丸遺跡発掘調査の概要
- 遺跡名
- 石丸遺跡(中世/遺物散布地)
- 発掘場所
- 大府市北崎町城畑地内
- 発掘調査原因
- 宅地造成
- 発掘面積
- 約2,200平方メートル
- 検出遺構
- 掘立柱建物跡、区画溝、土坑、ピット
- 発掘調査監理
- 大府市
- 出土遺物
- 土師器、山茶碗、常滑焼、古瀬戸、墨書土器(鎌倉時代初頭~室町時代)
石丸遺跡発掘調査現地説明会
- 日時
- 令和3年7月31日(土曜) 第1回:午前10時から 第2回:午後1時30分から
※予備日:8月1日(日曜)、小雨決行 - 場所
- 大府市北崎町城畑地内
- 対象
- 一般
- 内容
- 発掘された掘立柱建物跡と区画溝について説明します。
- 申し込み
- 当日直接会場へ。
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