全国の消防署に先駆け、4月からマイナ保険証を活用した救急活動の実証事業を開始します
令和7(2025)年3月31日発表のプレスリリースです。
大府市は、令和6(2024)年度に引き続き、消防庁のマイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」を活用した救急活動の実証事業を、全国の消防署に先駆けて、令和7(2025)年4月1日(火曜)から開始します。4月1日に開始する自治体は、全国で3消防本部で、県内では大府市のみです。
救急現場では、患者本人や家族から受診歴などを口頭で確認していますが、症状によっては説明できなかったり、服用している薬を家族が把握していなかったりする場合もあります。
令和6(2024)年度の実証事業では、会話ができないほどの呼吸困難な患者や服薬情報を把握していない患者に、マイナ保険証を活用して必要な情報を照会でき、迅速な救急搬送につながったケースがありました。市は、令和8年度の全国での本格運用に備え、マイナ保険証を活用した救急活動を実施し、市民の安心安全の確保に努めます。
マイナ保険証を活用した救急活動の実証事業の概要
- 実証期間
- 令和7(2025)年4月1日(火曜)~令和8(2026)年3月31日(火曜)
※終了日は、前後する可能性があります。 - 場所
- 大府市内での救急事案
- 対象
- 健康保険証利用登録済みのマイナンバーカード(マイナ保険証)をお持ちの方
- 内容
- 救急車を必要とする傷病者本人の同意を基本として、マイナ保険証を活用して通院履歴や服薬情報などを把握し、医療機関に情報を展開します。患者の意識がない場合は、例外的に同意なしでも閲覧することができます。
令和6(2024)年度のマイナ保険証を活用した実証事業の成果
令和6(2024)年度には、愛知県内の消防署で初めて、同事業を実施しました。実証事業期間の成果については、次の通りです。
- 実証期間
- 令和6(2024)年8月9日(金曜)~10月8日(火曜)
- 救急搬送患者
- 601人
- 閲覧人員
- 13人
- 医療情報閲覧率
- 約2.2%。
- 申し込み
- 産後ケアを受ける前に、電話または保健センター窓口で申請が必要です。7回分の利用券を受け取ってから、希望する産後ケアを受けます。申請後にケア提供先が変更になる場合は、再度申請が必要です。
プレスリリースに掲載された内容およびお問い合わせ先は発表現在のものです。その後、予告なしに変更される場合がありますのでご了承ください。
このページに関するお問い合わせ
消防本部 消防署
電話:0562-47-2136
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