あいち小児保健医療総合センターで、生成AIによる多言語対応チャットボット実証事業を開始します
2024年(令和6年)5月1日発表のプレスリリースです。
大府市は、ウェルネスバレー関係機関と市内外のものづくり企業をワンストップで支援するワンストップ窓口事業から誕生した、「医療現場における生成AIによる多言語対応チャットボットの実証事業」を開始します。
市に、あいち小児保健医療総合センターから、「夜間などにおける患者・保護者からの電話による救急受診相談に対応する看護師の業務負荷軽減、非日本語話者への救急受診相談の提供を目的にチャットボットを導入したい」との提案があり、市が課題解決に取り組む企業を募集したところ、ライフサイエンス関連のソフトウェア開発を行うライフマティックス株式会社(東京都千代田区)から課題解決につながる提案があり、市が両者の連携を実現させました。
この実証事業の実施により、患者への適切な医療提供と救急医療現場の負担軽減に資するITサービスの確立が期待されます。
「生成AIによるチャットボット実証事業」の概要
- 実証期間
- 令和6年5月1日(水曜)~令和6年6月30日(日曜)
- 事業概要
- 小児救命救急センターへの問い合わせに対応する多言語チャットボットを導入し、現場での利用により、回答精度向上と迅速化を図ります。
※この実証は、実証施設内での検証を行うものであり、市民の皆さまに向けたサービス提供(試行)の予定はありません。 - 開発企業
- ライフマティックス株式会社
(東京都千代田区神田神保町3-5 BON MARUSANビル4F) - 事業内容
- 創薬・ライフサイエンス分野の研究活動支援、ソフトウェア開発、機械学習・データ解析など
- 実証施設
- あいち小児保健医療総合センター(大府市森岡町7-426)
- 市の関与
- (1)実証に先立つ企業、施設間における複数回にわたるミーティングのアレンジ・参加(対面、オンライン)・伴走支援
(2)実証事業の普及啓発
ウェルネスバレーおよびワンストップ窓口事業の概要
大府市と東浦町では、あいち健康の森とその周辺地区を「ウェルネスバレー」と名付け、健康長寿の一大拠点を目指して、ウェルネスバレー関係機関と産業界、行政、大学などが連携し、健康づくり、医療、福祉、農と食、新産業育成などに取り組んでいます。
健康長寿の一大拠点を目指すウェルネスバレーには、介護ロボットの開発・実証・普及に取り組む国立長寿医療研究センター健康長寿支援ロボットセンターや、あいちサービスロボット実用化センターが立地されており、医療福祉現場の課題解決やヘルスケア産業振興、スタートアップとの連携に取り組んでいます。
ワンストップ窓口事業は、こうした集積の強みを活かし、ヘルスケア関連企業などから実証先の相談があった場合、ウェルネスバレー関係機関をワンストップ窓口でつなぐ事業です。
プレスリリースに掲載された内容およびお問い合わせ先は発表現在のものです。その後、予告なしに変更される場合がありますのでご了承ください。
このページに関するお問い合わせ
産業振興部 商工業ウェルネスバレー推進課
電話:0562-45-6227
ファクス:0562-47-7320
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