砂川樋門

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ページ番号1030173  更新日 2024年1月10日

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砂川樋門(すがわひもん)

所在地:大府市大東町、横根町
建設年代:明治30(1897)年5月竣工
構造:二連アーチ型人造石樋門
規模:樋管部の幅13尺(3.94m)、川底からの高さ8.5尺(2.58m)、
      天端の幅約11m、高さ約5m

砂川樋門は、境川の右岸側に位置し、水田の悪水路(排水路)であった五箇村川と砂川が交差する場所に作られました。樋門(樋管、入樋とも)は、用水の取入れや悪水路の排除のため堤防を横断して造られた暗渠およびゲートの総称であり、堤防に水路を通す時や水路が河川と交差するところに必要となるものです。
砂川樋門がある境川下流部一帯は江戸時代に干拓された新田地帯でした。明治29(1896)年9月の大雨によって木製の樋門が破壊されてしまい、当初は木製の樋門で修繕を行う予定でしたが、県の補助を得て当時注目されていた「人造石」による樋門の伏せ替えが行われました。
現在市内に残る服部長七の携わった人造石樋門の中で、既に国登録有形文化財(建造物)に登録されている明神樋門・明神川逆水樋門よりも早く竣工しており、100年以上が経過した今なお使用されている貴重な樋門です。

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