絹本花鳥図(延命寺)
絹本花鳥図(けんぽんかちょうず)
花の咲いた木の枝にとまった小鳥を描いたこの絵は、中国南宋院体の花鳥図にならったもので、この画風は室町時代中期から後期にかけて流行していました。延命寺に伝わる絹本花鳥図は、左下にある「輞陰(もういん)」と読める印から、狩野派の始祖である正信の子・狩野之信の筆ではないかとされています。狩野之信の遺作は大変少なく、中でも花鳥図は極めて珍しいとされています。(絵画)
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