12.森岡第1号窯群

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ページ番号1007302  更新日 2018年10月25日

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遺跡の概要
 遺跡の種類  窯業
 時代  古代末期から中世
 所在地  大府市森岡町上ノ山西・森岡町四丁目地内
 調査理由  区画整理
 調査期間  平成8年4月8日から6月7日
 調査面積   350平方メートル
 調査主体   財団法人愛知県埋蔵文化財センター 
 資料保管  愛知県埋蔵文化財調査センター・大府市歴史民俗資料館
 報告書等   「森岡第1号窯跡群」 (平成11年8月31日発行)

森岡第1号窯群出土ヘラ描き壺

 本遺跡は、市南部の丘陵地で東浦町との境界に近く、標高20メートル前後の斜面上に位置する。
 窯体(窯本体のことで、焚口・燃焼室・焼成室・煙道部で構成)は検出されなかったが、2基分の前庭部(窯体の下に位置し、作業を行うための平坦な場所)及び灰原(焼成不良品や焼成に使用した道具・薪材の炭を破棄した場所)が確認された。最も厚い部分で約0.5メートルを測る灰層は一部が削平されていたが、残存部分の堆積状況から大きく2層に分かれる。なお窯体は隣接する県道の下に埋もれていると思われる。
 出土遺物の大半は碗・皿であるが、それ以外では肩部にヘラガキを施した広口壺や三筋壺・鉢が認められる。いずれも12世紀中頃と思われる。

遺跡番号:44013

※遺跡番号は、県内の市町村で遺跡を管理するために付けられた固有の番号です。

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歴史民俗資料館
電話:0562-48-1809
ファクス:0562-44-0033
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