36.鴨池東古窯
遺跡の種類 | 窯業 |
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時代 | 古代末から中世 |
所在地 | 大府市桃山町一丁目地内 |
調査理由 | 宅地造成 |
調査期間 | 平成26年8月5日から10月4日 |
調査面積 | 259平方メートル |
調査主体 | 大府市教育委員会 |
資料保管 | 大府市歴史民俗資料館 |
報告書等 | 「鴨池東古窯」(平成27年5月31日発行) |
本遺跡は、桃山町一丁目の大府中学校が建っている丘陵から鴨池に向かう斜面に位置している。周辺一帯は昭和30年代に多くのブドウ畑が所在し、山茶碗片が散見していたことが知られている。平成26年8月に宅地造成工事に伴う事前の発掘調査が実施された。その結果3基の窯が検出され、その内2基に床面下施設が確認された。前庭部と灰原も確認され、市内の発掘調査事例では比較的残存のよい状態だった。
遺物はコンテナにして200箱出土した。器種は、山茶碗の碗、小皿がほとんどで、わずかな鉢で構成されている。時期も型式的に見て12世紀末から13世紀初頭の限られた操業期間と考えられる。
この調査で山茶碗窯の操業を終え、炭焼き窯に再利用されていることが確認された。残っていた炭製品と考える炭化材は、樹種同定した結果、クリとコナラ属アカガシ亜属、コナラ属クヌギ節の3種類とわかった。
遺跡番号:44073
※遺跡番号は、県内の市町村で遺跡を管理するために付けられた固有の番号です。
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