34.立合池西A・B古窯跡群
遺跡の種類 | 窯業 |
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時代 | 古代末から中世 |
所在地 | 大府市追分町五丁目地内 |
調査理由 | 区画整理 |
調査期間 |
立合池西A古窯跡群 平成19年7月2日から平成17年9月6日 立合池西B古窯跡群 平成20年2月118日 |
調査面積 | 立合池西A古窯跡群 200平方メートル
立合池西B古窯跡群 10平方メートル |
調査主体 | 大府市教育委員会 |
資料保管 | 大府市歴史民俗資料館 |
報告書等 | 「立合池西A古窯跡群・立合池西B古窯跡群」(平成23年3月31日発行) |
立合池西A古窯跡群は、立合池のほとりに位置し、区画整理事業の造成中に発見された。窯体が2基発見されたが、公園整備ということで保存されることになったが、諸般の事情で平成19年7月に発掘調査を実施した。調査した窯体2基は焚口、燃焼室と分焔柱、焼成室の一部を残すのみで残存状況は良くなかった。前庭部、灰原は立合池側にあり不明である。
遺物は破片を含め353点に上り、ほとんどが山茶碗の碗で個体数でいえば33点、扁平に近い形態である。皿も高台が付かない小皿であるが、中には径6センチメートルの小ぶりな皿も出土しており、本窯の特徴と言える。時期は12世紀末から13世紀初頭の操業と考えられる。
立合池西B古窯跡群は、立合池西A古窯跡群から池の岸沿いに約10メートル離れたところに3基並んで発見された。平成21年2月に範囲確認調査が実施され池で水没していた窯体を記録した。本来あるべき灰原はさらに池の下に残されていると思われる。採集された遺物は山茶碗の碗と小皿でその他の器種については調査上確認することができなかった。型式から12世紀末から13世紀初頭と考えられる。
遺跡番号:
- 立合池西A古窯跡群 44147
- 立合池西B古窯跡群 44148
※遺跡番号は、県内の市町村で遺跡を管理するために付けられた固有の番号です。
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