25.円通寺経塚
遺跡の種類 | 経塚 |
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時代 | 江戸 |
所在地 | 大府市共和町小仏地内 |
調査理由 | 道路建設にともなう立会調査 |
調査期間 | 平成6年11月4日 |
調査面積 | 約13平方メートル |
調査主体 | 大府市教育委員会 |
資料保管 | 大府市歴史民俗資料館・円通寺 |
報告書等 | 「円通寺経塚」(平成9年3月31日発行) |
本遺跡は、円通寺北側の竹林の中にあった経碑を設置した基段から道路建設時の立会調査により発見された遺跡である。
基段掘削中に大量の礫石が出土し、すぐにその石に墨書があることがわかり、これが経石であったため、経塚と確認された。石には「大般若波羅蜜多経」と経巻数が書かれ、中には年号や日付のあるものも存在した。経碑には「奉轉讀大般若經六百巻供養塔」「尾刕智多郡木野山村瑞木山円通禅寺」「享保五庚子天五月初三日 現住雲山欽誌」などの碑文が刻まれており、円通寺が実施した大般若経600巻の転読を記念して建立した碑文と経塚と考えられる。
なお、経碑の存在は以前から地元研究者の間では知られていたが、ここが経塚であるとの認識までは、経石の出土まで誰も知らなかった。市内の経塚はこの他に東光寺経塚(共和町)があるが、この事例で2件目となる。なお経碑は円通寺に移築されている。
遺跡番号:44083
※遺跡番号は、県内の市町村で遺跡を管理するために付けられた固有の番号です。
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