29.砂原古窯跡
遺跡の種類 | 窯業 |
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時代 | 古代末から中世 |
所在地 | 大府市共和町四丁目地内 |
調査理由 | 区画整理 |
調査期間 | 平成15年8月11日から9月19日 |
調査面積 | 100平方メートル(1基) |
調査主体 | 大府市教育委員会 |
資料保管 | 大府市歴史民俗資料館 |
報告書等 | 「砂原古窯跡」(平成19年3月30日発行) |
本遺跡は、市内北西部に位置し、共和駅から直線距離にして西北約1キロメートルの場所にある。周辺には瀬戸B古窯群、瀬戸A古窯、久分古窯、など窯業遺跡が多数残存しており、丘陵上の北部から西部にかけても、多くの窯業遺跡やそれに伴う遺物の散布地が確認されている。
遺跡は平成15年8月に区画整理事業が行われることに先行して発掘調査が実施された。窯体1基が検出された。焼成室上部は削平されており、残存していた焼成室の下からは床面下施設が確認された。また、本来あった前庭部から灰原にかけては完全に消失していた。遺物は窯跡の焼成品と床面下施設のものである。器種は山茶碗の碗、小碗、小皿が出土した。考古地磁気年代測定では窯の最終操業は1170年(前後20年)、1180年(前後30年)の結果が出ており、型式編年と比較して12世紀後半から13世紀初頭頃と考えられる。
遺跡番号:44097
※遺跡番号は、県内の市町村で遺跡を管理するために付けられた固有の番号です。
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