21.深廻間B古窯群

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ページ番号1007312  更新日 2018年10月25日

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遺跡の概要
遺跡の種類 窯業
時代 中世
所在地 大府市柊山町地内
調査理由 区画整理
調査期間 平成11年11月1日から平成11年12月21日
調査面積 1000平方メートル(3基)
調査主体 大府市教育委員会
資料保管 大府市歴史民俗資料館
報告書等 「深廻間B古窯跡群」(平成18年3月31日発行)

写真:深廻間B古窯群

 本遺跡は、大府駅から約1.5キロメートル北西に行った丘陵地の斜面上に位置し、周辺を雑木林と藪に囲まれた場所である。
 遺跡は畑の下にあったため遺構の残存状況はおおむね良好であるが、窯体(窯本体のことで、焚口・燃焼室・焼成室・煙道部で構成)と灰原(焼成不良品や焼成に使用した道具・薪材の炭を破棄した場所)の一部は耕作により削平されていた。窯体が3基、ピットが3ケ所と灰原が検出できた。
 出土品は碗・小碗が中心で、鉢・壺も含まれる。なお、2号窯焼成室(製品を焼くために置いた場所)出土の碗には見込み部分に「天」という文字や「×印」などがヘラガキされたものが発見された。時代は総合的にみて、12世紀中頃から13世紀初頭と思われる。
 なお、この場所は区画整理で埋め立てた場所で、遺構は地中深く眠っている。

写真:深廻間B古窯群から発掘された陶器の破片

遺跡番号:44067

※遺跡番号は、県内の市町村で遺跡を管理するために付けられた固有の番号です。

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歴史民俗資料館
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ファクス:0562-44-0033
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