31.瀬戸B古窯跡群
遺跡の種類 | 窯業 |
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時代 | 古代末から中世 |
所在地 | 大府市共和町七丁目地内 |
調査理由 | 区画整理 |
調査期間 |
平成16年11月4日から平成17年2月26日 平成18年6月12日から6月17日 |
調査面積 | 430平方メートル |
調査主体 | 大府市教育委員会 |
資料保管 | 大府市歴史民俗資料館 |
報告書等 | 「瀬戸B古窯跡群・奥谷古窯跡」(平成21年3月31日発行) |
本遺跡は、丘陵地の標高が高い場所の一角に位置し、丘陵の主に砂及びシルト層に築窯されていた。調査前は雑木林と畑の中にあった。
平成16年11月に発掘調査が実施され、窯体4基、前庭部、灰原1カ所が検出された。1号窯と2号窯が近接して調査区の東側に位置し、3号窯、4号窯が西側に近接している検出状況だった。窯体上部が削平を受けていたがいずれも灰原を有しており残存状態は良好だった。また1号窯と3号窯では焼成室に床面下施設が確認された。
遺物は窯跡の焼成品で山茶碗の碗類・皿類・鉢類・托・壺・壺系の取手・陶丸・陶硯が確認され、他の山茶碗窯と比較してバラエティーに富んでいると思われる。また床面下施設は碗類と皿類で構成されている。
出土遺物で注目されるのは陶硯で大府市内の窯業遺跡では初めての発見で、常滑窯でも中田池B古窯の事例を含め9点しか確認されていない。しかも陶硯の面が2面になっている特注品である。
遺跡番号:44101
※遺跡番号は、県内の市町村で遺跡を管理するために付けられた固有の番号です。
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