33.久分古窯群
遺跡の種類 | 窯業 |
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時代 | 古代末 |
所在地 | 大府市共西町四丁目地内 |
調査理由 | 区画整理 |
調査期間 | 平成17年6月1日から10月27日 |
調査主体 | 大府市教育委員会 |
資料保管 | 大府市歴史民俗資料館 |
報告書等 | 「瀬戸C古窯群・久分古窯群」 (平成26年3月31日発行) |
本遺跡は、共和西小学校から西に数百メートル離れた農地の中に存在した。分布調査では確認されていたが、平成17年2月に試掘調査が実施され、5基の窯体と灰原を確認した。遺構の一部は開発区域外の東へ広がっていた。
平成17年11月に発掘調査を実施した。事前に確認された5基のうち4基が調査されたが愛知用水の埋設物で前庭部。灰原が削平されており残存状況は良くなかった。
その中でも3基に床面下施設が確認されたことは大きな成果である。
遺物は調査区全体でコンテナにして363箱に上り、器種は山茶碗の碗7557点、小碗・小皿4391点、鉢15点と少量の片口山茶碗・陶錘・壺・子持ち器台・焼台・伊勢型堝が出土した。時代も型式的に見て12世紀中頃から末頃の操業と考えられる。しかし考古地磁気年代測定ではそれぞれの窯の数値が異なっており古いもので、1050年(前後50年)、新しいもので1130年(前後50年)の結果が出ており、今後の検討が必要である。
遺跡番号:44100
※遺跡番号は、県内の市町村で遺跡を管理するために付けられた固有の番号です。
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