野生動物への無自覚な餌付けをストップ!農作物被害の軽減に向け、カラス対策強化週間を実施
令和4年1月26日発表のプレスリリースです。
大府市は、カラスによる深刻な被害を食い止めるため、2月8日(火曜)~22日(火曜)をカラス対策強化週間とし、カラスの個体数を減少させる取り組みを進めます。
今年度は、カラス研究を専門とする株式会社CrowLab代表取締役・塚原直樹さんを講師に招き、農業者を対象とした「カラス被害対策講習会」を行いました。その中での内容を実践するため、市では餌の少ない冬場に、市民や農家にごみや農地の収穫残渣の適正管理を促し、カラスの個体数を減少させる取り組みを進めます。
カラス対策強化週間~野生動物への無自覚な餌付けストップキャンペーン~の概要
- 日時
- 令和4年2月8日(火曜)~22日(火曜)
- 内容
- 市民や農業者へ取り組みの協力を周知し、対策を進めます。
- 具体的な取り組み
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- 市民や農家にごみの適切な管理を呼び掛け
- 市民や農家に庭や畑に残った不要な野菜・果実の除去を呼び掛け
株式会社CrowLab代表取締役 塚原直樹(ツカハラ ナオキ)さんからのコメント
「カラスは、人の生活に由来する餌資源によって増えていると言っても過言ではありません。また、カラスは代謝が非常に高いため、餌の少ない冬に多くが餓死していると考えられております。そこで、冬に短期間でも、カラスの餌となり得る物をカラスに食べさせないように管理すれば、高い個体数削減の効果が期待でき、翌年のカラス被害の軽減につながると考えられます」
株式会社CrowLab代表取締役 塚原直樹さんのプロフィール
平成14年4月から宇都宮大学にてカラスの生理・生態に関する研究に従事。鳥類の生理・生態に関する研究、野生鳥獣管理に関する研究に従事し、平成29年に宇都宮大学発ベンチャー企業として株式会社CrowLabを設立し、代表取締役を務める傍ら、宇都宮大学特任助教を務める。
カラス被害対策講習会
株式会社CrowLab代表取締役 塚原直樹さんを講師として招き、令和3年7月14日(水曜)に農業者を対象に実施。「カラスの生態とその特徴を踏まえた被害対策」について講演後、圃場にて簡単にできる被害防止対策について紹介。
近年のカラス対策
- 鷹によるカラス追い払いの実証実験を実施(令和3年7月~)
- 音によるカラス追い払いの実証実験を実施(令和3年7月~)
- 市内3カ所にカラスの捕獲檻を設置(令和3年度)
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