第14話 ゆく水の流れはいずこへ・・・

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ページ番号1015724  更新日 2020年10月28日

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大府駅前でおぶちゃんのカラーマンホールを見つける桃花と大

「今年は台風が多いよなー。あれだけ降った雨ってどこに流れていくんだ?」
「先輩!そんなことも知らないんですかぁ?」
「じゃあ桃花、知ってるのか?」
「もっちろん知ってるにきまってるじゃないですか!雨水は道路の脇にある側溝や地面の下に埋められている雨水管を通って川に流されるんですよ」
「な、なんでそんな詳しいんだよ」
「あれ?言ってませんでしたっけ?私の叔父さんが大府市の下水道課で働いているんです」
「下水道課?」
「下水道は市民生活にとって大切な役割を果たしてるんですよ。もし下水道がしっかり管理されていなかったら、今のような生活はできないんです。例えば家庭や工場から出る汚水や排水が川や海にそのまま流れると環境汚染につながります」
「確かに重要な設備なんだな」
「ちなみに、大府市では雨水と汚水を分けて流す分流式を採用しているんです。マンホールが2種類あるって知ってましたか?」
「何がどう違うんだ?」
「雨水用と汚水用があるんです。穴が開いているのが雨水用、雨水が入らないように穴が開いていないのが汚水用です。汚水に雨水が流れ込むと、大雨の時とかあふれ出してしまいますからね」
「じゃあ汚水は下水道を流れてどこへ行くんだ?」
「いい質問ですね!汚水は下水道を流れて刈谷市にある境川浄化センターできれいにしたあと、最後は海へ流されるんです」
「この間、ニュースで大雨が降って川が氾濫している映像を見たな…怖いよな」
「そうなんですよ!そんなときのために 『川池ちびっこ広場』っていう公園の地下に調整池があるんですよ、知ってました?雨水をいったん貯水池にためることで洪水の危険を大きく減らすことができるんです」
「なるほど〜」
「いやぁ〜当たり前じゃないですか。公衆衛生の観点からも上下水道の完備は重要です。看護師の卵をばかにしないで下さいね」
「 『健康で文化的な生活』ってヤツだな」
「先輩も勉強してますね。受験生だったってこと思い出しましたよ!ところで、もっと下水道のことを知ってもらうために大府市もカラーマンホールを設置しようということになったんです!最近多くの自治体が作ってるきれいな色が塗られたマンホールで、大府市のデザインはもちろんおぶちゃんとくちなしの花です!大府駅前が第1号ですよ」「へー、おもしろそうだな」
「KURUTOおおぶでおぶちゃんマンホールストラップが売られてますよ」
「マニアックだな…」
「先輩、見に行ってみませんか?ついでにカフェで季節限定フルーツパフェをおごってくださいよぉ〜」
「なんでだよぉ?」
「食欲の秋じゃないですかぁ?なんかおなかすいちゃって…さあ行きましょ!」(12月1日号へ続く)

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企画政策部 企画広報戦略課
企画政策係 電話:0562-45-6212
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