第30話 憂鬱を吹っ飛ばせ

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ページ番号1015743  更新日 2020年10月28日

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愛三文化会館が配信する動画を観賞する桃花と大

「あ、先輩 !お疲れさまです ! 」
「おー、お疲れ。梅雨にもかかわらず元気だな」
俺は連日の雨と長く世間を騒がせている新型コロナウイルスのせいで少し憂鬱鬱な気分だというのに相変わらず桃花は元気そうだ。
「それで?何か用事でもあるのか?」
「もちろんです。ユーチューブに愛三文化会館の公式チャンネルが開設されたのはご存じですか?」
「そうなのか?初めて知ったよ。おもしろそうだな」
「私もさっき知りました。それで、7月7日から動画が公開されてるんですけど、よければ一緒に見ませんか?」
俺はすぐにタブレットでアプリを起動させた。
「愛三文化会館…、あぁこれか」
『コロナに負けるな!愛文ストリートコンサート』と称された動画を見つけた。
「わくわくします ! 」
動画を再生すると2人の演奏家が映し出された。バイオリンを弾いているのは大府市出身で広報大使の水野紗希さん、ギターを弾いているのは夫の山下俊輔さん。去年の11月に行われた大府市公式イメージ曲のコンサートがまだ記憶に新しい。ギターの合図で曲が始まった。演奏されたのは大府市の公式イメージ曲『HABATAKI』『FUN!OBU』だ。2人の息の合った演奏がとても心地よい。
「すごくきれいな音色ですね…。心に染みます」
「そうだな…、画面越しでも感動だよ!ほら、雨も上がった」
「今の生活が大変で少し憂鬱な気分だったんですけど、なんだか元気をもらえた気がします」
「いつまでこの生活が続くか分からないけど、これからも頑張ろうな」
「はいっ!」

インタビュー

大府東高校文芸部員が水野さんと山下さんにインタビューをしました。

配信の感想は?

雨が降ってしまったので外で皆さんに見てもらうことはできなかったですが、自粛期間で動画を見る機会も増えたと思うので気分転換になったりこれを機に演奏に興味を持ってくれたりするといいなと思います。

配信時に気を付けていることは?

配信なので目の前にお客さんはいませんが画面の向こうで見てくれていることに変わりはないので、お客さんがいるときと同じ心持ちで臨んでます。コンサートへの気持ちの切り替えが難しいですけど、同じ空気感を出すことにこだわっているので、むしろいつもより気が抜けないですね。

大府市民へメッセージをお願いします

大府市は早め早めの対応で感染者も少なく感染拡大もしていませんが油断せず、コロナが完全に収まった後に会えることを楽しみにしています。

水野さん、山下さんありがとうございました。

このページに関するお問い合わせ

企画政策部 企画広報戦略課
企画政策係 電話:0562-45-6212
広報広聴係 電話:0562-45-6214
ファクス:0562-47-7320
企画政策部 企画広報戦略課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。