番外編 みんなの街OBU

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ページ番号1015746  更新日 2020年10月28日

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多文化共生について理解を深めるための公演交流会

大府市の人口約93000人のうち約3100人、つまり市民の30人に1人は外国人だ。隣に住んでいる人が外国人というのも当たり前になってきた。私たちは多文化との共生を理解しているだろうか。2月9日に市役所多目的ホールで多文化共生について理解を深めるための講演交流会が行われた。

講演交流会は市の備蓄食糧を使った炊き出し体験会から始まった。災害時には避難所で外国人とも助け合う必要がある。今回のように、災害備蓄品を紹介することで、一人一人が災害に備える必要があることを考えるきっかけになるかもしれない。非常食の段ボール箱の中には衛生手袋、スプーン、しゃもじ、輪ゴムなど調理から配膳までに必要なものが入っていて、ご飯は水でも調理することができるアルファ米。わかめごはんや五目ごはんなどの白米以外のセットもある。今回はわかめごはんをおにぎりにして提供された。ラップをかけておにぎりにして配布すれば衛生的で取り扱いも容易だが、日本以外に「おにぎり」 はない。まず 「おにぎり」 を外国人に知ってもらわなければならない。そんなことを理解し合うのも多文化共生の第一歩だ。

次に技能実習生として来日しているベトナム人によるダンスが披露された。花をあしらった民族衣装「アオザイ」 を着て、国旗をモチーフにした笠を手に踊る姿はエキゾチックな音楽とともに見ている人を魅了した。

「おしゃべり交流会」 では、同じテーブルの人たちと交流を深めた。
「多文化共生について話す前に、まず皆さんには仲良くなってもらうためにスマイルチェンジというゲームをしてもらいます!」講師が呼び掛けた。
スマイル、つまり、言葉を使わなくても異なる国の人同士でコミュニケーションを深めることができる。これが本当に大切なことなのだろう。
「外国人の定住化が進んでいる現在では、外国人を地元住民として認識する必要があり、さらに地域社会の構成員として社会参画を促す仕組みを作ることが重要です。つまり従来の外国人支援の視点を超えて新しい地域社会の在り方として国籍や民族の違いを超えた『多文化共生の地域づくり』をしていく必要があるんです」始まりはお互いのスマイルなんだ。

今回の交流会には100人以上の人が参加し、多文化共生を学んだ。大府市では近年、特にベトナム人が増加しており前年と比べて187人増加している。今回の交流会でもベトナム人が多くを占めていた。
国籍は違ってもみんなが大府で幸せでいてほしい。隣人としてお互いの違いを認めつつ、また尊重し合って住みやすい大府を作っていこう!

このページに関するお問い合わせ

企画政策部 企画広報戦略課
企画政策係 電話:0562-45-6212
広報広聴係 電話:0562-45-6214
ファクス:0562-47-7320
企画政策部 企画広報戦略課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。