第15話 産業文化まつり

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ページ番号1015725  更新日 2020年10月28日

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産業文化まつりを楽しむ桃花と大

平成30年もあと30日で終わりか。カレンダーのラストページになっちゃった。おれの受験勉強も追い込みだ! !っと、その前にまず机の上を整理して…集中できる環境が大切だね… 「あれっ、この写真なんだっけ? 『広報おおぶ、産文特別号』 …あ!」
机の上に積み重ねられていた教科書の下から1枚の写真が出てきた。10月の産業文化まつりで桃花と撮った写真。広報おおぶの表紙と同じデザインの記念写真を撮るっていう企画だったな…

「せんぱぁ〜い、ごめんなさい!お待たせしました!」
桃花が遠くから手を振りながら走ってくる。
「ごめんなさぁ〜い!せっかくのデートなので、お洋服とか決まらなくて…」
「デートじゃねぇよ」
確かにいつもよりカワイイけどな!
「まぁ似合ってるんじゃないの?」
「ほんとですか!えへへ先輩に褒められちゃった〜」
「わかりやすく調子に乗るなよ。褒めてやるんじゃなかった」
「えへへ…ところで、先輩は産業文化まつり、初めてですか?」
「いや、小さい頃に一回だけ来た覚えがあるな、じいちゃんに連れられて」
「私は友達や家族と毎年来てますよ!屋台でおいしいものを食べて金魚すくいをして…」
「なんか小学生みたいだな」
「いいじゃないですか!お祭りは楽しんだもん勝ちですよ!」
テンションの高い桃花の勢いに圧倒される…
「うわぁ〜今年もにぎやかですね!先輩!さっそく何か食べましょう!」
「最初からそれが目当てだろ」
「えー?いいじゃないですか!地元のお店の出店もあるし、焼き芋とか、みたらし団子、焼きそば。取れたての秋の味覚JAのブースに行ってみますか?」
産業文化まつりなんで、農作物はもちろん、地元企業の展示ブースもある。じっくり見て回るのも良さそうだな。
「あ、そうだ屋台だけじゃなくて体育館の中の展示も見に行きましょう。幼稚園児、小・中学生、地域の方の絵画や工作作品が展示されているんですよ。ほら、先輩のおじいさんも趣味の絵を出展してるって聞きましたよ。私のいとこの絵も探したいし…」
「へぇ〜知らなかった。せっかくだからじいさんの絵を見に行くか」
体育館の中では他にも健康都市おおぶらしく健康についての展示や説明を市役所の人が行っていた。
「あ、先輩あれ見てくださいよ!」
「初企画で〜す!広報おおぶの表紙と同じ記念写真はいかがですか?もちろん無料ですよ!」
案内のお姉さんが呼びかけている。
「広報おおぶの表紙風の写真を撮ってもらえるみたいです!先輩、記念に撮ってもらいましょうよ!」
「え、一緒に?」
「当り前じゃないですか!ほらほら!」
「あっ、そこの学生さんもどうぞ。高校生ですか?デートなんて良いですね。さあさあ、並んで」
桃花とお姉さんになかば強引に連れられてブースで並んでポーズをとる。
「彼氏さん、笑って。笑顔でお願いします。はい、チーズ!」
お祭りは楽しんだもん勝ちだな!(1月合併号へ続く)

このページに関するお問い合わせ

企画政策部 企画広報戦略課
企画政策係 電話:0562-45-6212
広報広聴係 電話:0562-45-6214
ファクス:0562-47-7320
企画政策部 企画広報戦略課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。