第25話 スポーツの秋

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ページ番号1015736  更新日 2020年10月28日

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父親が参加する父ちゃんソフトを応援する大と桃花

夏休みも終わる頃、俺は父さんと横根グラウンドに来ていた。今日はとうちゃんソフトの中央大会の決勝戦で、よりによって俺の父さんが所属するチームと桃花の父さんが所属するチームが決勝戦で戦うことになってしまった。
「ついにこの日がやってきましたね」
「昨晩は楽しみでなかなか寝られませんでしたよ」
さっきから父さん同士で火花を散らしている。
「あれ?先輩じゃないですか!」「あ、桃花!桃花も応援に来たのか?」
「そうです!先輩も応援に来たんですか?」
「決勝だから父さんの勇姿を見なきゃな!」
「それにしてもとうちゃんソフトっていうからうちのお父さんみたいなひとばっかりだと思ってたんですけど意外と若い人もいるんですね」
「男性は既婚者なら入れるんだ。女性の場合は18歳以上であること。未成年なら保護者の同意が必要なんだ。だから今、10代から70代までの幅広い年齢層が所属しているんだ」
「女の人も何人かいるみたいですね」
「よく気が付いたな。1チームに2人以上女性をいれるのもルールの一つなんだ」
「そうなんですね!でもそれだけ年齢層が広かったり女性もいたりするとチームワークを築くのも大変なんじゃないですか…」
「実はとうちゃんソフトはソフトボールをするだけじゃなくて、地域の区民運動会や盆踊り、子ども会とか奉仕活動にも参加して地域に貢献しているんだ」
「なるほど、だからみんな仲がいいんですね」
「普段の生活では知り合えないような人とも仲良くなれるところもこのとうちゃんソフトの良いところなんだ」
「あ、先輩!試合が始まるみたいですよ!応援に行きましょう」

試合終了!!

「ありがとうございました!」
「いやー、最後の三塁打すごかったですね。あのボールを打たれたら勝てないですよ」
「いやいや、そちらこそ前に戦ったときより送球が鋭くなってましたよ」
父さん同士で今日の試合を称えあっていた。
「手に汗握る試合だったな。見てるこっちまで興奮したよ」
「ですね!決勝にふさわしい一戦でした!お父さんのチームが負けたのは悔しかったですけど、先輩のお父さんのチームはとても強かったです!でも次はこうはいきませんからね!」
「来年になれば桃花も参加できるな。そしたら面白くなるよな。男は既婚者じゃないと入れないからおれは当分無理だよな」
「早く先輩と一緒に試合したいなぁ。結婚すればソフトボールも一緒にできますね!」
「お前何言ってるの?」
「ふふふ…?」
桃花の妄想は放っておいて…父ちゃんソフトで父さんのかっこいい一面も見られたし、来年も楽しみだな!(11月1日号へ続く)

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