第21話 禁煙に挑戦

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ページ番号1015732  更新日 2020年10月28日

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禁煙に悩む桃花の父

「ただいまぁ〜」
「お邪魔します」
「はぁ〜… 」
桃花の家に遊びに行くと、リビングで桃花のお父さんがたばこを前に深いため息をついた。
「お父さん、どうしたの?」
「いや、今度こそ禁煙しようと思ってるんだよ。ほら前に禁煙外来に通ったけど、お父さん、途中で挫折しちゃったしな…」
「そうだったよね。仕事が忙しいからって、また吸い始めちゃって。たばこに含まれているニコチンには依存性が高いからやめたくてもやめられない人が多いってこの間、授業で先生が言ってたよ、お父さん」
禁煙すると、イライラしたり落ち着かなくなったりするのはニコチン依存症の禁断症状ってわけか。イライラするから余計に吸いたくなるし…
「そうだな。たばこを吸ってもいいことなんてないし、近頃は屋内だけじゃなく敷地内禁煙の施設も増えてきて喫煙者は肩身が狭いんだよね」
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、全国各地で受動喫煙防止対策の強化が進められるのに先立って、大府市では今年の4月から敷地内禁煙の場所も増えたらしいし…
「おじさん、そういえば今、市役所で喫煙や受動喫煙による健康被害を減らすために 『禁煙外来治療費助成』っていうのをやっているらしいですよ」
「へー、そんなのあるんだ。大くん、詳しいね」
「条件を満たしていれば、禁煙外来治療終了後に保健センターへ申請すると薬剤費を含む経費の2分の1 (上限1万円) を助成してくれるんですよ」
「2分の1も助成してくれるのか、ありがたいね 」
「おじさんみたいに治療を始めても途中で挫折してしまう人も多いって聞きますよ。でもみんなたばこをやめたいんですよね。この制度は禁煙を始めるきっかけにぴったりだと思うんですけど…」
「確かに、大くんの言う通りだな 」
「なんとか頑張って、本数をだいぶ減らしたんだけどね 」
「じゃあ今なら禁煙できるんじゃない?お父さんいつも換気扇の前で申し訳なさそうにたばこを吸ってるし。良い機会だから、また禁煙外来を受診してみたら?今度こそ大丈夫だよ! 」
「んー、そうだな。健康のためにも、家族のためにも禁煙しなきゃな。今なら助成金も出るし良い機会だな」
「お父さんには、ずっと元気で健康でいてほしいな!それに、ほら、たばこ代だってばかにならないでしょ」
「たばこをやめて家族との時間とお金が増えるなら頑張るか!大くん教えてくれてありがとう」
「いえいえ。たばこをやめると、人によっては、ご飯がおいしく感じたり、喉や肌の調子がよくなったり、いいことずくめらしいですよ!」
たばこによる自身の病気のリスクを減らすためだけじゃなく、あなたの周りの大切な人たちに望まない受動喫煙をさせないためにも禁煙を考えてみよう!(7月1日号へ続く)

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